天気の悪い日に出会ったら、こう言いましょう。
「いい日に出会えましたね」と。
初対面で話をするとき、天気の話題から入ることがあります。
天気は、定番の話題です。
最も当たり障りのないテーマです。
天気は、共通に感じるので、誰に対しても使え、相手も話を合わせやすくなります。
天気の話題から入ることで、すっと会話を始めることができるでしょう。
さて、あなたに質問です。
天気の悪い日に出会う状況があるとします。
悪天候の日に天気の話題を出すなら、どんな話し方をしますか。
「嫌な天気ですね」
「お天気が悪くて残念ですね」
「午後からもっと天気が悪くなるみたいですよ」
こうしたフレーズで話すことが多いのではないでしょうか。
たしかに青空が広がる天候ではないのでしょうが、ここに注意があります。
悪い天気をそのままストレートに表現すると、どことなく暗い会話になりがちです。
「嫌な天気ですね」という言い方は「嫌な1日になりそうですね」というふうにも聞こえます。
「お天気が悪くて残念ですね」という言い方は「今回の出会いも残念になるかもしれませんね」とも聞こえるでしょう。
「午後からもっと天気が悪くなるみたいですよ」という言い方は「今日はますます嫌な日になりますよ」とも聞こえるでしょう。
もちろん故意も他意も悪意もないのでしょうが、暗い内容を話すと、どうしても雰囲気に暗くなりやすい。
悪いニュアンスが出会いの印象に波及します。
薄暗い空のようにどんよりした雰囲気が漂って、第一印象が悪くなるのです。
悪天候の日に天気の話題を出すなら、心がけたいことがあります。
天気が悪くても、それを明るく捉えた表現を心がけましょう。
「前向きな考え方で、悪天候を肯定的に表現する」ということです。
こういうときこそ発想を前向きな考え方にして、明るい言い方をしましょう。
「今日は大雨ですね。水不足が一気に解消ですね」
「今日はすごい雪ですね。これはこれで風情がありますね」
「すごい台風ですね。風が強くて、たまにはこういう天気もいいですね」
悪天候であっても、肯定的な言い方をすれば、明るい雰囲気が漂いますね。
天気が悪くて外が薄暗くても、2人に明るい光が差し込んできます。
天気が悪くありません。
天気は自然の営みであり、まったく正常です。
晴れた天気だけでなく、雨も雪も、正常な自然の営みです。
台風は、きちんと地球が自転している証拠です。
考え方によっては、悪天候は「よい天気」です。
雨が降ると、天から水の恵みを受けることができます。
雪が降るから、美しい雪景色を楽しめます。
台風の中に会うと特別感が出てきて、印象深くなるに違いありません。
どんな天気も肯定的に受け止め、肯定的なニュアンスを天気の話題を出すときにも生かしましょう。
たとえ大雨の日であっても「いい日に出会えましたね」と明るく言い切ることです。
そういう考え方、そういう話し方、そういう雰囲気を大切にすることです。
明るいニュアンスが、出会いの印象に波及します。
悪天候の日こそ、あなたの出会い力を発揮するチャンスです。
悪天候を明るく話す人がモテるのです。