「また会いたい」と思われるかどうか。
それを判断するのは、自分ではなく、相手です。
そのため「また会いたい」と思われる人になるためには、相手の立場に立って考える必要があります。
「また会いたい」と思われるためには、どこで決まるのでしょう。
容姿で決まるのでしょうか。
いいえ、違います。
いくら容姿がよくても、礼儀作法が悪ければ「また会いたい」とは思われません。
身だしなみで決まるのでしょうか。
残念ながら、これも違います。
いくら身だしなみが整っていても、態度や言葉遣いに下品が目立てば「また会いたい」とは思われません。
態度や言葉遣いで決まるのでしょうか。
いいえ、これも違います。
いくら態度や言葉遣いがきれいで整っていても、身だしなみが不衛生になっていれば「また会いたい」とは思われません。
では、コミュニケーション能力で決まるのでしょうか。
いいえ、やはりこれも違います。
いくらコミュニケーション能力が高くても、配慮のない話し方が目立つと、不快感を与えてしまいます。
「また会いたい」どころか「もう二度と会いたくない」と思われる可能性もゼロではありません。
「また会いたい」と思われるかは、どこで決まるのか。
「会ったときの総合的な印象」で決まるのです。
「ここさえよければいい」というものではありません。
態度、言葉遣い、身だしなみ、礼儀作法、清潔感、気配り。
それぞれのポイントに好感を持てることが重要です。
ここで大切なのは「あくまで総合的な印象」ということです。
一部にマイナスがあっても、ほかでプラスがあればいいのです。
マイナスよりプラスのほうが上回っていれば、総合的な印象がよくなります。
少しくらい身だしなみが悪くても、それを補うだけのコミュニケーション能力があれば、総合的な印象は挽回できます。
たとえ容姿に恵まれていなくても大丈夫です。
容姿に自信がなくても、マナーや礼儀作法といった点でプラスがあれば、十分補えます。
あくまで会ったときの総合的な印象で決まるのですから、落胆することはありません。
大学入試のようなものです。
苦手な科目があっても、総合得点が合格ラインに届いていればいいだけです。
できるところから一つ一つ取り組んでいきましょう。
伸ばせる好印象は、もっと伸ばしていきましょう。
そうすれば、少しくらい悪印象なところがあっても、総合的な印象がよくなります。
自分の印象を、一部ではなく、全体的に見てください。
改善にこつこつ取り組んでいけば、総合的な印象もじわじわよくなります。
いつの間にかあなたは「また会いたい」と思われる人になっています。