「また会いたい」と思われる人になるために、まず心がけるべきことがあります。
それは「楽しませるより、まず不快にさせないこと」というポイントです。
「また会いたい」と思われる人になりたいなら、とにかく相手を楽しませればいいと考える人が多いのではないでしょうか。
明るい笑顔をみせたり、明るい話題を話したり、ユーモアを言って笑わせたりです。
もちろん相手を楽しませることも大切です。
相手に楽しんでもらえると好印象につながり「また会いたい」と思ってもらえるように思います。
その一方で注意したいこともあります。
どれだけ相手を楽しませたところで、相手を不快にさせることがあるのはよくありません。
不快にさせることがあると、好印象が台無しです。
「いい人なんだけど……」という中途半端な状態になります。
強い不快感を与えることが1つでもあれば、致命的です。
せっかくの好印象がすべて吹き飛んでしまい、帳消しになってしまいます。
人は、快より不快のインパクトのほうが強く記憶に残ります。
人には、危険を避ける本能があります。
不快も危険の一種です。
自分に危険が及ぶことは、強い抵抗を感じます。
不快なことがあると、本能的に回避しようとします。
そのため、どれだけ相手を楽しませても、不快にさせることがあれば、せっかくの好印象が帳消しになります。
場合によっては帳消しで終わらず、悪印象で終わることも少なくありません。
プラスがマイナスに転じてしまうのです。
そのため初対面では、相手を楽しませるより、不快にさせないことを優先させるのが賢明です。
言い方を変えると「加点を狙うより、減点を避ける」です。
相手を楽しませることも大切ですが、それは不快にさせないマナーを守れてから取り組むことです。
「また会いたい」と思われる人になるためには、正しい順番があります。
まず不快にさせないことができたうえで、次に相手を楽しませていくのが正しい順番です。
人間は完璧ではないため、100パーセント実現するのは難しいこともあります。
うっかり相手に不快感を与えてしまうこともありますが、できるだけ注意して、少しでも減らすことです。
まずここから始めていきましょう。
「また会いたい」と思われる人になるための大原則です。