空気を壊す原因の1つに「遅刻」があります。
遅刻くらいいいではないかと思っているのではないでしょうか。
遅刻はよく起こりがちであり、知らない間に空気を壊して、ほかの人に迷惑をかける行為になります。
遅刻は、法律によって規制されているわけでもなく、罰金をとられることもありません。
警官がやってくることもありません。
しかし、遅刻は、思ったより罪の大きな行為になります。
たとえば、会議の遅刻です。
会議が15時から始まるときに、15時を過ぎてやってくる人がいます。
会議のメンバーが揃っていないと、始められない会議さえあります。
1人の遅刻のために、みんなが待たされることになる。
待たされると、緊張感が切れ、会議もだらしなくなります。
会議が始まる前に遅刻というルール違反があると、メンバー全員の態度が突然だらしなくなります。
後から会議室に入ってくる人は、たいてい平気な顔をしています。
「少しくらい遅刻してもいいや」
「悪い悪い。ほかの仕事を対応していたから」
そんなことを言いながら堂々と遅刻し、謝りもせずに入ってきます。
これほど気分の悪いことはない。
時間どおりにきた人を待たせ、迷惑をかけています。
遅刻してくる本人は「これくらい大丈夫」と思っていますが、遅刻によって影響する雰囲気の乱れは、思ったより大きいのです。
空気が読めない人は、遅刻をする人です。
空気が読める人は、遅刻をすれば空気が壊れてしまうことをわかっていますから、必ず時間前にやってくるのです。