不明点があったとき、まず自分で考えることです。
すぐ人に聞くのはよくありません。
ろくに考えもせず、すぐ人に聞くのは、先輩からも上司からも嫌われます。
「すぐ人に聞くな。まず自分で考えろ」と叱られるでしょう。
「考える力が足りない」と判断され、評価に響くでしょう。
不明点があったときは、まず自分なりに解決する努力をするのが、社会人としての基本姿勢です。
自分で考えたり、書籍やインターネットで調べたりなど、あらゆる手を尽くします。
やみくもに固執する必要はありませんが、まず自分なりに努力を尽くすことです。
努力を尽くして、それでも解決できないとき、初めて聞くのがマナーです。
「自分なりに努力した」
そう思ったとき、よくありがちなことがあります。
「自分なりに努力した」が「少し考えてみた」「少し調べてみた」となっていないでしょうか。
「少し」は手抜きと同じです。
きちんと自分で頑張ったことにはなっていません。
努力はしているものの、努力不足です。
まだできる余地が残っています。
まだ本気を出していない状態なのです。
大切なことは「十分な努力をしたかどうか」です。
「わからないので教えてください」と聞く前に、もう少し粘ってみてください。
日が暮れるまで頑張るのは難しくても、もう少し頑張るくらいならできるはずです。
やみくもに固執する必要はありませんが、まだ調べたり考えたりできる余地があるなら、諦めず粘ってみることです。
仕事の力がつくのは、この瞬間です。
あれこれ脳に汗をかいて考えることで、成長します。
もう少し粘ってみると、限界を突破でき、自分の力で解決できることがあります。
せっかく成長できる機会があるのですから、十分生かすことです。
人に聞く前に「もう少し粘ってみないか」と自分に言い聞かせましょう。
もう少し粘ってみると、知恵が働いたりアイデアがひらめいたりして、自分で解決できる可能性がアップします。
自分の力で不明点を解決できると、快感が得られます。
心の中で「やった」と叫び、ガッツポーズができます。
考える力がついたり、調べる能力が鍛えられたりするのです。
先輩や上司に不明点を聞くのは、努力を尽くしてからにしましょう。
自分なりにできることを尽くして、それでもわからないときに聞けば、快く教えてくれます。
「ここまではわかりましたが、ここからがわかりません」など、部分的な聞き方ができるようになります。
きちんと考え抜いたうえで質問している様子が伝われば、上司も先輩も快く教えてくれます。