冬の東京は寒いですが、北海道の人には、生暖かく感じるものです。
北海道の冬のほうが、東京の冬より、はるかに厳しいからです。
「東京の冬は暖かいね」と言って、平然とするでしょう。
そんな北海道の冬も、さらに北に位置するアラスカの冬に比べれば、生暖かく感じるものです。
アラスカの冬のほうが、北海道の冬より、はるかに厳しいです。
「北海道の冬も厳しいけれど、アラスカほどではない。アラスカの冬は、もはや人の住めるところではない」と言うでしょう。
たしかに自分には「つらい。限界だ」と感じるでしょう。
しかし、自分が「厳しい」と思うことの多くは、思い込みです。
世の中には、もっとひどい境遇の人が、必ずいます。
その人に比べれば、まだ救いがあります。
「限界だ」と思ったときは、もっと厳しい状況や人を思い浮かべてみましょう。
自分より貧乏だったり、不幸だったり、忙しかったりする人です。
自分よりひどい境遇の人たちを想像すれば、自分の立場が、軽いように思えてきます。
「もう一踏ん張り頑張ろう」と思い、生きる希望と気力が湧いてくるのです。