遅刻癖を直すなら、準備のタイミングが大切です。
仕事の準備、旅行の準備、デートの準備。
あなたは、どのタイミングで準備をしますか。
自分の行動パターンを振り返ってみてください。
もし当日に準備しているなら、注意が必要です。
当日に準備すると、ばたばた慌ててしまう可能性があるからです。
もちろん一瞬で終わる準備なら、当日でもいいのです。
「身分証だけ」「ノートだけ」「筆記用具だけ」といった軽微な準備なら、まだ当日でもいいでしょう。
しかし、一定の準備が必要なら、当日に準備するのは不安があります。
目的地までの移動時間は、路線検索で正確に時間を確認できますが、準備時間は曖昧です。
すぐ終わりそうな準備であっても、意外と手間暇がかかってしまうことがあるでしょう。
勘と経験が頼りになるため、意外と時間がかかることが少なくありません。
準備時間は、大まかな予想しかできないため、十分余裕を持って見積もっておく必要があります。
そもそも当日では間に合わない準備もあるはずです。
当日に準備していると、当日では間に合わないものが見つかって、パニックになることもあるでしょう。
遅刻癖のある人は、当日に準備を行う傾向が目立ちます。
では、どうすればいいのか。
遅刻癖を直したいなら、行動習慣を改めましょう。
当日に準備をするのではありません。
前日までに準備を済ませるのです。
たとえば、旅行です。
当日に準備を始めるのではなく、前日までに準備を済ませておきましょう。
現金、パスポート、衣類、洗面用具、化粧道具、スーツケース、日程表。
前日までに準備を済ませておけば、当日はスーツケースを引っ張るだけで済みます。
仕事で取引先に行くときも、要領は同じです。
スーツ、ネクタイ、カバン、筆記用具、資料一式。
前日までに準備を済ませておけば、当日は仕事に集中しやすくなるでしょう。
注意したいのは、衣類です。
「着替えるだけだから準備は不要」と思うかもしれませんが、油断は禁物です。
着替えるだけとはいえ「何を着るか」だけでも決めておくほうがいいでしょう。
デート当日、どんな服を着ていこうかと鏡の前で迷ってしまい、遅刻しそうになった経験はないでしょうか。
当日に着ていく服を考えると、鏡の前でファッションショーをすることになり、意外と時間を取られることがあります。
「この服を着ていく」と決めておくだけでも、安心感が違います。
できる準備は、前日までにすべて済ませておきましょう。
当日は、準備した荷物を持参するだけでいいので、スムーズに出発できます。
「そこまで慎重にならなくてもいいのではないか」と思うかもしれませんが、その油断こそ遅刻癖の原因です。
とにかく余裕が大切です。
油断は禁物。
自分を過信しすぎないこと。
できるだけ普段から心がけ、当たり前の行動習慣にしておきましょう。
準備は、当日にするのではなく、前日までに済ませるのが正解です。