遅刻癖を直す取り組みとして、あることを考えておきましょう。
それは「遅刻したときの悪影響」です。
遅刻癖のある人は、遅刻したときの悪影響を考えていないケースが目立ちます。
軽く考えている、もしくはほとんど考えていないことが多い。
考え方や行動パターンを変えることも大切ですが、遅刻の悪影響について考えることも大切です。
あらためて遅刻癖の悪影響について考えてみてください。
会社の始業時間に遅れると、仕事の開始が遅れ、チームに迷惑をかけるでしょう。
上司から叱られ、評価が落ちる原因になるでしょう。
遅刻する人には大きな仕事を任せられず、今後のキャリアに支障が出る可能性もあります。
取引先との打ち合わせに遅刻すれば、待たせることになります。
悪印象は確実。
不快な気分にさせてしまい、時には怒らせてしまうこともあるでしょう。
信用問題に発展すれば、今後の契約に悪影響が出る可能性もゼロではないでしょう。
学校に遅刻すれば、先生から叱られるだけでなく、授業にも影響します。
授業についていけなくなれば、学力にも悪影響が及ぶでしょう。
一度授業に遅れると、ついていくのが大変になります。
遅刻は内申書に影響することも忘れてはなりません。
忘れてならないのは、内申書への悪影響です。
内申書には、品行に関することが必ず記載されます。
内申書に影響すれば、受験にも響く可能性も出てきます。
デートで遅刻すると、恋人を待たせることになります。
数分の遅刻ならまだいいですが、長く待たせたり遅刻が頻繁だったりするのは印象がよくありません。
相手はにこにこしていても、内心はむっとしているかもしれません。
遅刻が原因で信頼関係に傷がつけば、いずれ破局につながってしまうかもしれません。
飛行機の搭乗時間に遅れると、飛行機代が無駄になるだけではありません。
日程がずれてしまうでしょう。
大事な旅行なら、旅行全体が台無しです。
時間・お金・労力が無駄になって、いいことは1つもありません。
遅刻の悪影響は、波及するのが特徴です。
笑って済むケースもありますが、中には笑い事で済まされないケースもあります。
たった1回の遅刻が、致命的なダメージをもたらすことも少なくありません。
試験時間に遅刻すれば不合格になり、面接時間に遅刻すれば不採用です。
遅刻の悪影響は、頭で考えるだけでなく、きちんと紙に書き出してみてください。
目に見える形になると、悪影響の実感が湧きやすくなるでしょう。
「こんなに悪影響があるのか。遅刻には十分気をつけよう」
遅刻癖を直す決意が、ますます強くなるはずです。
たかが遅刻、されど遅刻。
遅刻の悪影響を考えると、いかに大切なことであるか気づかされます。
痛い目に遭ってからでは手遅れの場合があります。
遅刻癖は、痛い目に遭う前に直しておきましょう。