緊張とは、何でしょうか。
一般的な意味としては、心が張りつめて体がこわばることを言いますが、もう1つ大切な意味があります。
緊張とは、あなたが人間である証拠でもあるのです。
ロボットは緊張しません。
ロボットには心も感情もないため、緊張という状態がありません。
笑うことも怒ることも泣くこともない。
すべてプログラムどおりに動作するだけです。
プログラムで喜怒哀楽を表現することはあっても、あくまでプログラム。
緊張するのは、人間である証拠です。
あなたが人間としての心と感情があるからこそ、緊張できます。
緊張しやすい性格なら、それだけ繊細な心を持っているといえます。
緊張したとき、声が出にくくなったり手足が震えたりするのも「人間らしい」といえます。
人間にある生理現象の1つです。
だから落ち込む必要はありません。
自分を責める必要もありません。
不安や心配になる必要もなければ、絶望する必要もない。
まず緊張している自分を誇りに思ってください。
「自分はロボットではない。心と感情を持った人間なのだ」と。
これに気づけば、緊張するのも悪くないことに気づくでしょう。
自分が人間であることを再認識できる機会です。
心と感情にあふれている生き物です。
繊細な心に自信を持ちましょう。
人間であることを再認識できれば、余裕や安心感が出て、気持ちも落ち着くはずです。