すべての緊張を避けるのはよくありません。
たしかに緊張は、あまり心地よい状態とは言いがたいでしょう。
そわそわして落ち着かない。
心拍数が上がって呼吸が乱れる。
胸が締め付けられて息苦しくなる。
できることなら緊張したくないと思うのが本音でしょう。
しかし、一概に緊張を悪いものとして扱うのはよくありません。
緊張について考えるなら「適度な緊張」と「過度の緊張」の2つに分けて考えましょう。
避けるべきはあくまで過度の緊張であり、適度な緊張なら、パフォーマンスを上げるために役立ちます。
大切なのは、緊張との付き合い方です。
緊張を避けることもできますが、完全に避けるのはやめたほうがいい。
すべての緊張をなくそうと考えるのではありません。
重要な局面では、緊張を避けるのではなく、むしろ生かしましょう。
緊張は、避けるものではなく、生かすもの。
重要な局面で上手に緊張を生かせば、実力以上の力を発揮でき、より良い結果が得られます。
普段ならできないと思われる困難を乗り越えやすくなります。
勝負所に強い人はみんな、緊張を上手に生かしています。
適度な緊張は、あなたの味方です。
一時的に能力を高めてくれるカンフル剤。
上手に緊張を生かせば、仕事だけでなく、人生全体におけるパフォーマンスの向上に役立ちます。
不快感がある一方で、あなたの未来を切り開く力も備わっているのです。