緊張と上手に付き合うための考え方があります。
緊張を、敵と見なすか味方と見なすかを分ける考え方です。
緊張と接するとき「戦う」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
緊張を乗り越えるとき、攻撃的な様子で立ち向かうため、戦うイメージを持たれがちです。
たしかに激しく攻めるような姿勢なら、気合も根性も出て、困難を乗り越えやすくなるでしょう。
しかし「戦う」という考え方はよくありません。
戦うと考えた瞬間、緊張を「敵」と見なすことになるからです。
緊張を「異物」「悪者」「邪悪な存在」として扱うことになり、ストレスの原因になります。
では、どう考えるか。
「緊張と戦う」と考えるのではありません。
「緊張とダンスをする」と考えましょう。
緊張は、ダンスのパートナーです。
戦う相手ではなく、一緒に踊る相手。
足踏みを合わせて、一緒にダンスをするイメージを持つことが大切です。
ダンスのパートナーと考えると、緊張を「味方」として接することができるようになります。
ダンスをするイメージで、緊張と接してください。
「緊張をダンスする」と考えると、ほどよい距離感がつかめ、仲良く付き合えるようになります。
今までより緊張によるストレスが、心地よく感じられるはずです。