一般的に緊張が強ければ強いほど、デメリットが目立ちます。
不快感や嫌悪感も強くなります。
最初は軽い緊張も、過度になると震えに変わります。
さらにひどくなると、めまい・腹痛・頭痛を引き起こします。
緊張の度合いが強くなるにつれて、デメリットが目立ちますが、メリットもあります。
それは「緊張が強い分だけ、印象的な思い出にもなる」という点です。
人は、嬉しい出来事より、苦しい出来事のほうがよく覚えているもの。
危険に関する出来事のほうが、生命にかかわるため、記憶に深く残りやすい特徴があります。
あなたが今までひどく緊張した場面があるなら、おそらくすべてよく覚えているでしょう。
快適な出来事より不快な出来事のほうが、よく覚えています。
緊張が強ければ喜んでください。
苦しい緊張は、思い出ができる前触れです。
緊張で苦しんだ分だけ、印象的な思い出に変わります。
「今、印象的な思い出を作っている瞬間」と思えば、感慨深くなるでしょう。
思い出は、時間が経つにつれて印象が前向きに変化する特徴があります。
当時は苦しかった思い出も、時間が経つにつれて、心地よくなったり懐かしくなったりします。
恥ずかしさしかない出来事も、時間が経つと、反省点が見つかることも少なくありません。
3年後・7年後・15年後、今回の緊張がどんな印象に変わっているでしょうか。
「あのときは緊張して大変だったけど、今となってはよい思い出。経験できてよかった」
そう言える日が来るでしょう。
人生は、有限です。
およそ30000日しかありません。
記憶に残らないような毎日を送るより、1つでも記憶に残る日を作ったほうが幸せです。