緊張しやすい人は「臆病な心を持っている」と思うかもしれません。
たしかに普通の人より人目の影響を受けやすい性格かもしれません。
ささいなことで動揺しやすい性格もあるでしょう。
心が傷つきやすい自分が嫌になることもあるでしょう。
「緊張しやすいのは臆病な心のせい」と恨みそうになりますが、ちょっと待ってください。
ここが要注意。
臆病な心と考えるのはよくありません。
臆病な心と考えると、ネガティブな短所になります。
自分の評価を下げて、自信をなくす原因になります。
緊張に対する呼び方は大切です。
個性の呼び方は、長所と短所を決める重要なポイントです。
うかつに「臆病な心」と呼んで、自分の個性をつぶさないことです。
では、どう考えるか。
緊張しやすい性格は「臆病な心を持っている」ではなく「繊細な心を持っている」と考えましょう。
「繊細な心」と呼べば、ポジティブな長所になります。
小さなことにも感じやすい性格は立派な長所。
繊細な心を持っていれば、人の気持ちを理解するのが得意でしょう。
変化に敏感だったり思慮深かったりなど、普通の人より優れた感性を持っていると言えます。
普通の人が感じないような細かい点まで感じることができています。
繊細な心も素晴らしい魅力の1つです。
繊細な心を生かせば、気遣いや配慮が得意になり、高いコミュニケーション能力を発揮できるはずです。
鈍感なセンサーより敏感なセンサーのほうが高性能であり、細かい情報まで吸収できます。
敏感なセンサーを持っていることに感謝しましょう。
緊張したら、自分の魅力に気づくチャンスです。