頻度で緊張を考えたとき、大きく分けて2種類あります。
たとえば、難しい話し合いなら、頻繁に経験する緊張です。
社会で仕事をしていれば、深刻な問題が発生して、話し合いをしなければいけない場面が多々あります。
言いにくい内容であればあるほど、緊張も高まります。
初めてのレストランに行ったり、新しい人と出会ったり、新しい習い事を始めたりすれば、誰でも緊張します。
不慣れに接する行動は、自分の意志と努力によって作り出せます。
しかし、どんな緊張でも、自由に経験できるとは限りません。
人生では、限られた時期しか経験できない緊張があります。
たとえば、受験やプロポーズといったタイプの緊張は、学生や未婚のうちしかできません。
受験で緊張できるのも、学生のうちだけです。
受験を乗り越えて社会人になれば、受験で緊張することもなくなるのが一般的です。
プロポーズで緊張するのも、未婚のうちだけです。
結婚して既婚者になれば、特別な事情がないかぎり、プロポーズで緊張することもなくなります。
試合や発表会による緊張も、次が人生最後の経験になるかもしれません。
何でも経験できると思えるスピーチ・プレゼン・面接も、次が人生最後の経験になるかもしれません。
今しかできない緊張があります。
限られた時期しか経験できない緊張に気づくことです。
「次が人生で最後になるかもしれない」という意識を持ちましょう。
ラストチャンスと思えば「後悔がないようしっかり経験しておこう」という熱い気持ちが湧き出てきます。