雑談の途中、話が脱線していくことがあります。
関連した内容で少しずつ話が脱線していくのは、雑談の面白さの1つ。
急に話題が変わるのではなく、少しずつ話題が変わっていきます。
雑談では、話が脱線した後の対応が大切です。
雑談が下手な人は、途中で脱線した話を無理やり戻します。
自分が話そうとしていた内容が、途中でそれるのが気に入りません。
せっかく用意していたオチを話せないのが悔しい。
そのため、途中で脱線した話を無理やり戻します。
そうした人が言うセリフは「話を戻すけど」という一言。
強引に話を戻した瞬間、心地よかった雑談に不自然な雰囲気が漂います。
調子よく加速している車が急ブレーキをかけ、Uターンをするようなもの。
急に話が戻ると、雑談の調子が狂い、パワーとテンションが下がるのです。
雑談が上手な人は、話が脱線してもそのまま進めます。
自分が話したかった内容やオチが話せないのは少し残念ですが、強くこだわりません。
雑談が上手な人は、自然な流れを大事にします。
話はいつでもできますが、自然な流れは、いつでもすぐ作れるものではありません。
自然な流れなら、たとえ話がそれていたとしてもかまいません。
思わぬ方向に話がそれるのも、雑談の面白さとして受け止めます。
だから雑談のパワーとテンションが沈滞せず、長く続くのです。