話を奪う癖はありませんか。
つまり、話の主導権を相手から奪う行為のことを言います。
「私は大丈夫」と思っていても、いつの間にか相手に迷惑をかけていることがあります。
雑談が下手な人は、相手の話を奪う癖があります。
たとえば、相手が「来週は自分の誕生日」という話を持ち出したとします。
わざわざ自分から誕生日のネタを言い出す様子から「自分の誕生日に興味を持ってほしい」という意図がわかります。
「誕生日を祝ってほしい」「プレゼントがほしい」という期待が隠れていることもあるでしょう。
ところが雑談が下手な人は、相手の意図を無視して、思いついたネタで話題を奪います。
「そうなんだね。おめでとう。ちなみに私の誕生日は来月だよ。○○歳になります」
せっかく相手が持ち出した誕生日の話があっさり終わり、それどころか話を奪って自分が主役になります。
話を奪われた相手はむっとするでしょう。
「自分の誕生日が無視された。話を奪わないでほしい」という不満を持ち、不快に感じるはず。
不満が表情や態度にでて、雑談に不穏な空気が漂います。
話を奪う行為は、無意識のうちに犯しやすいため、注意が必要です。
雑談が上手な人は、相手の話に集中して、どんどん盛り上げていきます。
相手が「来週は私の誕生日」と言えば、それに関係した話題で盛り上げます。
「おめでとう。誕生日パーティーを開こう!」
「誕生日プレゼントは何がいい?」
「いつどこで誕生日会を開こうか。誰を呼ぼうか。今から楽しみだね」
相手の話に集中して、どんどん盛り上げていきます。
相手は自分の話に乗ってくれると、嬉しいでしょう。
相手から言い出した話題に集中すると、雑談がスムーズに盛り上がります。