雑談が下手な人は「盛り上げるには面白い一言が必要」と思っています。
「雑談では、ギャグやユーモアが必要」
「笑えるような一言を言わなければいけない」
「笑いがないと、雑談を盛り上げることができない」
雑談が下手な人は、面白い一言にとらわれすぎているところがあります。
実際のところ面白い一言は、簡単に思いつくものではありません。
知性や教養が必要です。
時には勘やセンスに頼ることもあるでしょう。
話ながら考えているが、なかなか面白い一言が思いつかない。
思いついたとしても、タイミングがなければ言いにくい。
勇気を出して面白い一言も言っても、空振りに終わる。
雑談を盛り上げるどころか、白けさせることになれば、赤恥をかくだけになります。
面白い一言を考えることに注意が向いていると、肝心の会話にも集中できなくなります。
たしかに面白い一言があれば、雑談を盛り上げることができるでしょう。
面白い一言は、ないよりあったほうがいいのは事実。
しかし、雑談はそこまで難しく考える必要はありません。
雑談は、もっと気楽に会話を楽しむだけで、十分盛り上げることができます。
雑談が上手な人は「面白い一言がなくても盛り上げることは可能」と思っています。
楽しそうに話をする。
にこにこしながら話を聞く。
共感できるところにはうなずき、不思議に思ったところは質問する。
普通に楽しい会話を心がけるだけで、雑談は十分盛り上がります。
雑談の中で、ふと面白い一言が浮かべば、試しに言ってみるくらいでいい。
面白い一言もあっていいですが、なくても盛り上げることは可能なのです。