仲直りにも準備が大切です。
別れ話を切り出されて、返事を待ってもらうことになれば、その時間を有効に活用してください。
この時間の使い方で、仲直りや説得の成功率が決まると言っても過言ではありません。
ただじっと考えるのもいいですが、より用意周到を目指すなら、きちんと仲直りまでの手順を考えましょう。
つまり、仲直りの台本を作っておくのです。
どんな言葉で、どう引き止めるか。
相手の言い分には、どう言い返すか。
どんな決めゼリフで相手の心を揺さぶるか。
もちろん台本も練習もなしで、説得することもできます。
「わざわざ台本を作るなんて面倒。大げさ」などと思う人が多いのではないでしょうか。
しかし、とっさに気の利いた言葉を考えるのは難易度が高い。
頭のいい人でなければなかなかできません。
別れの決意を固めている相手を覆すには、力強い説得も必要です。
納得してもらえる改善策も必要です。
行き当たりばったりで仲直りを進めようとするのは、運任せにするようなもの。
セリフといい、流れといい、パターンといい、すべて頭の中だけで考えるのは限界があります。
だからこそ、台本があると役立ちます。
うまく説得する自信がなければ、仲直りの台本を作って、練習しておきましょう。
台本には、仲直りするための最善策を書いておきます。
相手を引き止めるためのセリフを考えておきます。
相手の不満に対する改善策もまとめておきます。
選択肢が複数あるなら、パターンごとに対処を考えておくといいでしょう。
どうしても別れるしかなければ、切り札も準備しておきます。
台本に仲直りまでの流れをまとめておけば、再び話し合うとき、自信を持って堂々と説得できるようになるでしょう。
もちろん台本を作って終わりではありません。
その台本を使って、何度も説得の練習もしておきましょう。
役者になったかのように、話す練習をしておきます。
イメージトレーニングをするだけでも、ずいぶん本番が楽になります。
練習をすればするほど、本番では慌てることなく、スムーズに説得できるでしょう。
うまく相手を説得するために、何度も練習しておきましょう。
説得するのが楽しみになるくらい練習をしておけば、すでに仲直りができたも同然です。