好きになっちゃいけないと思った瞬間から、もう恋は始まっています。
人間の好きという感情はとても正直ですから、こればかりは本人の意志とは関係なく、ふわりと出てきます。
にもかかわらず「好きになっちゃいけない」という感じで、好きな人であるほど、否定的な態度になってしまうときがあります。
小学生のころ、好きな女の子ほど、からかっていたものです。
自分に振り向いてほしいから、からかうことで、注意を集めようとしていたのです。
好きな人の前だから、嫌いな人のような態度に出ることがあります。
そうしたとき、心の中で「好きになっちゃいけない」という叫びが聞こえてきます。
しかし、そんな心の声が聞こえてくる時点で、その人のことが好きである証拠です。
好きになっちゃいけないと思った時点で、すでにその人が好きなのです。
できるだけ自分の気持ちに正直になることです。
日本人は、できるだけ自分の感情を抑えることが美徳という文化があるため、なかなか自分の感情を素直に出さない民族です。
無表情、無感情を装うことがよいことだと勘違いしています。
恋愛でもなかなかうまくいかないのです。
日本人ほど、恋愛に控えめになっている民族も世界では珍しいです。
アメリカでは、好きな人以前に、家族に対して抱きしめたり、キスをしたりする習慣があります。
どれも気持ちを体で示す表現方法です。
文化の違いとはいえ、自分の気持ちを出さなければ、いつまで経っても相手もその気持ちすら、気づいてくれません。
自分の気持ちには、正直に生きていくことが必要なのです。