仲直りの話をするなら、相手の状態を確認しましょう。
確認したいのは「心と体の状態」です。
仲直りの話は、時間に余裕のあるタイミングがよさそうに思えますが、そうとは限りません。
時間に余裕があったとしても、相手の心や体の状態が悪いなら、スムーズな仲直りは難しいでしょう。
たとえば、相手がいらいらしているときです。
会社で何か嫌なことがあったのかもしれません。
誰かに心が傷つく一言を言われたのかもしれません。
人なら誰でも、何らかの事情でいらいらすることがあります。
不機嫌なときは、神経が高ぶっていて、小さな不快感にも敏感になっています。
空気に緊張が張り詰め、居心地の悪い雰囲気が漂っているでしょう。
そんなときに仲直りの話を持ちかけられても、冷静に話すのは難しい。
むしろ不機嫌を助長し、2回目の喧嘩に発展する可能性もあります。
相手の機嫌が悪いときは、仲直りの話を持ち出すのは避けるのがいいでしょう。
また、相手が疲れているタイミングも要注意です。
その日の仕事は、特別大変だったのかもしれません。
考え事が多くて、精神をすり減らしているのかもしれません。
疲れているときは、体がだるくて、気力も湧きにくい。
相手が疲れているとき、仲直りの話をしたくても、思考力が低下している状態では冷静に会話ができないでしょう。
相手が疲れているときも避けておくのが賢明です。
スムーズに仲直りをするには、心と体に余裕が必要です。
相手の様子を見て、状態が悪そうなら、仲直りの話は別の機会に回すのが得策です。
むしろ相手の状態が悪いなら、できる範囲でいたわるのがいいでしょう。
おいしい料理を作ったり、肩を叩いたり、早めの睡眠を促したりです。
話を聞いてあげるだけでも喜ばれるでしょう。