社会人らしさが現れやすい場面。
それが、退職です。
「もう終わりだからどうでもいい」と考える人もいれば「終わりだからこそきちんとしたい」という人もいるでしょう。
考えは自由ですが、退職するからには、円満を目指す理由も整理しておきたいところです。
なぜ円満な退職を目指すのか。
その理由は、3つあります。
退職すれば、契約上は社員でなくなりますが、個人の付き合いは自由です。
一緒に仕事をした仲間ですから、さまざまな思い出があるでしょう。
人も財産です。
円満に退職すれば、社員ではなくても、個人の良好なつながりを保てます。
利害損得は関係なく、個人的な人間関係として、退職後の大きな財産になるでしょう。
職場は変わっても、あるとき思いがけない人脈として助けられることもあるかもしれません。
お世話になった方々がたくさんいるはずです。
時には、上司から叱られたり同僚と喧嘩したりした出来事もあるかもしれません。
しかしそれでも、大変な仕事を共有した仲間であることは変わりありません。
人生の一時期を共に過ごした人たちなのです。
関係の善しあしにかかわらず、最後はきちんと感謝を伝えることが大切です。
やはりきれいな別れ際を目指すのが、社会人としての理想的な姿です。
立ち去り際が見苦しくないよう、美しい別れ方ができれば、次のステップにも気持ちよく進めるでしょう。
きれいな別れ方ができれば「あの人は立派だったね」と言われるに違いありません。
お世話になった感謝を伝えるだけでなく、社会人としての品格を示すうえでも、円満な退職を目指すのが理想です。