執筆者:水口貴博

円満に退職する30の方法

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退職を断言した言い方は、マナー違反。

退職を断言した言い方は、マナー違反。 | 円満に退職する30の方法

退職を切り出すべき最初の相手は、直属の上司です。

このとき、退職を断言した言い方には注意が必要です。

「何が何でも、絶対辞めます」

「1カ月後に、退職します」

「○月○日に、退職します」

最初から「絶対辞める」と決め付けた言い方は、一方的で身勝手な印象があり、上司を驚かせるでしょう。

これでは話し合いが成立していません。

上司にも、言い分があるはずです。

マナーとしては、許可を得るような話し方で始めるのが適切です。

「退職を考えている」「退職をさせてほしい」など、角のない言い方が適切です。

不満に思っていることがあれば、言葉に注意しながら、正直に話しましょう。

何か腹立たしい理由があったとしても、冷静に落ち着いて話し合うことが大切です。

不満を正直に話せば、上司が何らかの配慮をしてくれる可能性があります。

退職を迷っている状態なら、上司との話し合いのうえ、思いとどまることもあるでしょう。

たとえ、退職の意志が固い場合でも、言い方には注意しましょう。

とげとげしい言い方は避けます。

事情や理由を落ち着いて話し、上司の納得が得られるまで、きちんと話し合いましょう。

ともかく、最初は話し合いです。

いきなり退職願を提出するのは、マナー違反です。

まず上司と退職の相談から始め、退職と退職日が決まってから、退職願を提出する流れが適切です。

お互いに冷静な状態で話を進めたほうが、円満な退職につながります。

円満に退職する方法(11)
  • 退職の話し合いは、辞めることを断言した言い方ではなく、許可を得るような言い方で話し始める。
退職理由を濁したまま「辞めたい」と主張するだけでは、上司の了承を得るのは難しい。

円満に退職する30の方法

  1. なぜ円満な退職を目指すのか。
  2. 退職を切り出す前に確認したいのは、退職する意志の強さ。
  3. 円満退職に必要なことは2つ。
    言い方と段取り。
  4. 退職するなら、お金の試算が重要。
  5. 無職の状態では、審査が必要な契約を結ぶのは難しい。
  6. 一般的な退職に適したタイミング。
  7. 退職は、時期やタイミングを見計らうのがマナー。
  8. 退職の相談は、いつまでにすればいいのか。
  9. 退職を切り出すのは、まず誰にすべきか。
  10. 退職について話し合う、適切なタイミング。
  11. 退職を断言した言い方は、マナー違反。
  12. 退職理由を濁したまま「辞めたい」と主張するだけでは、上司の了承を得るのは難しい。
  13. 強く引き止められたとき、どう対処するか。
  14. 退職日の一方的な言い方は、反感を買う。
  15. 退職願を提出する注意点。
  16. ボーナスをもらってから退職したければ、時期が重要。
  17. 退職が決まったとたん、急に仕事の対応が悪くなっていませんか。
  18. 退職が決まれば、引き継ぎ。
  19. 早く引き継ぐことより、確実に引き継ぐことが大切。
  20. 引き継ぎ資料も作っておくと安心。
  21. 退職を周りに告げる時期や方法は、どう判断するか。
  22. 退職するとき、会社に返却するもの。
  23. 退職するとき、会社から受け取るもの。
  24. 退職願が必要ない退職もある。
  25. 業務で知り得た機密情報は、退職後も口外は厳禁。
  26. 念のため、連絡先も伝えておく。
  27. 退職が決まれば、できるだけ新しい仕事は引き受けない。
  28. 転職先を聞かれたときの答え方。
  29. 退職にまつわるトラブルは、1人で抱え込まず、労働基準監督署に相談。
  30. 退職日には、お世話になった方々に挨拶回り。

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