執筆者:水口貴博

円満に退職する30の方法

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強く引き止められたとき、どう対処するか。

強く引き止められたとき、どう対処するか。 | 円満に退職する30の方法

退職を直属の上司に切り出したとき、引き止められることがあります。

ネガティブに引き止められることもあるでしょう。

「恩をあだで返すつもりなのか」と叱られるように言われると、つい弱気になる人もいるかもしれません。

ポジティブに引き止められることもあるでしょう。

「重要な人材だから考え直してくれないか」と言われると、自分が必要とされているとわかり、退職しづらくなります。

特に待遇改善を提示されると、強く心が揺れるところでしょう。

「給料を少し上げる」「希望の部署に異動させる」などの譲歩があれば、考え直すかもしれません。

さて、強く引き止められたときにどうするかは、重要な課題です。

まず退職の意志が固いなら、そのまま振り切るだけです。

誰になんと言われようが、退職を貫きましょう。

問題は、引き止めに応じる場合です。

引き止めに応じるのは自由ですが、次の懸念点を考慮しておきましょう。

(懸念点1)
評価や昇進に影響する可能性がある

一度退職を切り出した人は、周りからの印象が変わるもの。

一度退職を口にして思いとどまったとしても「退職予備軍」のレッテルを貼られていると考えてください。

上司の説得で思いとどまった後、職場にいづらくなったり、評価や昇進に影響したりする可能性があります。

(懸念点2)
口約束には注意

「給料を少し上げるから、考え直さないか」と言われ、退職を思いとどまったとします。

口約束は、証拠が残りません。

後になって「そんな約束はしていない」「言った、言っていない」など、話がこじれる可能性があります。

待遇改善を条件に思いとどまるなら、その内容を書面でもらえると安心です。

円満に退職する方法(13)
  • 引き止めに応じるなら「評価や昇進」「口約束」などに注意する。
退職日の一方的な言い方は、反感を買う。

円満に退職する30の方法

  1. なぜ円満な退職を目指すのか。
  2. 退職を切り出す前に確認したいのは、退職する意志の強さ。
  3. 円満退職に必要なことは2つ。
    言い方と段取り。
  4. 退職するなら、お金の試算が重要。
  5. 無職の状態では、審査が必要な契約を結ぶのは難しい。
  6. 一般的な退職に適したタイミング。
  7. 退職は、時期やタイミングを見計らうのがマナー。
  8. 退職の相談は、いつまでにすればいいのか。
  9. 退職を切り出すのは、まず誰にすべきか。
  10. 退職について話し合う、適切なタイミング。
  11. 退職を断言した言い方は、マナー違反。
  12. 退職理由を濁したまま「辞めたい」と主張するだけでは、上司の了承を得るのは難しい。
  13. 強く引き止められたとき、どう対処するか。
  14. 退職日の一方的な言い方は、反感を買う。
  15. 退職願を提出する注意点。
  16. ボーナスをもらってから退職したければ、時期が重要。
  17. 退職が決まったとたん、急に仕事の対応が悪くなっていませんか。
  18. 退職が決まれば、引き継ぎ。
  19. 早く引き継ぐことより、確実に引き継ぐことが大切。
  20. 引き継ぎ資料も作っておくと安心。
  21. 退職を周りに告げる時期や方法は、どう判断するか。
  22. 退職するとき、会社に返却するもの。
  23. 退職するとき、会社から受け取るもの。
  24. 退職願が必要ない退職もある。
  25. 業務で知り得た機密情報は、退職後も口外は厳禁。
  26. 念のため、連絡先も伝えておく。
  27. 退職が決まれば、できるだけ新しい仕事は引き受けない。
  28. 転職先を聞かれたときの答え方。
  29. 退職にまつわるトラブルは、1人で抱え込まず、労働基準監督署に相談。
  30. 退職日には、お世話になった方々に挨拶回り。

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