転職をするときに気をつけたいのは、退職を申し出るタイミングです。
不適切なのは、やはり急な退職です。
「今週中に退職したい」「今すぐ退職したい」など、急な退職をお願いしても、職場に迷惑がかかります。
退職するからには、引き継ぎが必要です。
引き継ぎには、ある程度の期間が必要です。
辞める人が出る代わりに、新しい人を入れなければいけないことがあります。
求人を出して、書類選考を行い、面接をするなど、大慌てのスケジュールになるでしょう。
余裕のない状況なら、送別会が省かれる可能性もあります。
引き継ぎが不十分の場合、転職後にも、不明点を問い合わせる連絡が入るでしょう。
問い合わせが頻繁にあると、転職先の仕事にも悪影響です。
転職先が決まったとしても、退職を申し出るタイミングが悪ければ、トラブルが起こる場合があるのです。
退職をするなら、十分な余裕を持って告げましょう。
退職を申し出る適切な時期は、就業規則に記載があるはずですから、よく確認しておきます。
そのうえで、できるだけ繁忙期も避けるように心がけましょう。
対応中の仕事は、切りのいいところまできちんとやり遂げます。
引き継ぎも、すべてを教えるつもりで、責任を持って対応します。
退職は、去る人にとっても残る人にとっても負担があります。
できるだけ職場の人に迷惑がかからないよう、退職は、時期やタイミングを見計らうのがマナーです。