公開日:2024年2月18日
執筆者:水口貴博

問題意識を持つ30の方法

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考える時間に、無駄は1つもない。

考える時間に、無駄は1つもない。 | 問題意識を持つ30の方法

厄介な問題に取り組むときは大変です。

普通に取り組むだけ解決するようなシンプルな問題ならいいのですが、そうでない問題もあります。

すぐ良い解決策が思い浮かばなくて、なかなか悩まされる問題があるものです。

問題解決に取り組むとき「どうしよう、どうしよう」と頭を抱えることになります。

この「どうしよう、どうしよう」と考えることが大事です。

解決策が浮かんでいなくてもいいのです。

解決できるかどうかわからなくてもいいのです。

知的生産労働では、成果物が時間に比例するとは限りません。

浮かばないときには本当に浮かびません。

何時間も考えて、成果物がゼロというケースはよくあります。

結果が何もなければ、必死に考えていたあの時間は何だったのだろうと思うのです。

しかし、成果物がなかったとしても意味はあります。

表向きは変化がないように思えますが、頭の中では高度なトレーニングが行われ、良い変化が起きています。

脳の神経細胞ネットワークは、じっくり考えるとき、密になります。

シナプスのつながりが促され「考える力」が鍛えられているのです。

頭は、使えば使うほど良くなっていきます。

脳に汗をかいて必死に考えることが大切です。

2時間考えて解決策が浮かばなかったなら「2時間、良い脳トレができた」と考えましょう。

考える時間に、無駄は1つもないのです。

さて、なかなか良い解決策が思い浮かばないとき、どうすればいいのでしょうか。

いったん休憩を挟みましょう。

飲み物を飲む、仮眠を取る、シャワーを浴びる、外を散歩するなどなど。

頭を使う仕事をしていたので、できるだけ頭を使わないような休憩がおすすめです。

何も考えない時間を作ることも大切です。

休憩が良いリフレッシュとなります。

ほっと緊張から解き放たれ、自由が与えられると、脳の中で不思議なつながりが生まれます。

休憩中であっても、私たちの脳は、無意識に思考が活動しています。

面白いもので、いったん休憩を挟むと、良い解決策がぱっとひらめくのです。

問題意識を持つ方法(12)
  • 「どうしよう、どうしよう」とたくさん考え、考える力を鍛える。
問題と出会ったのもご縁と思えば、前向きに取り組める。

問題意識を持つ30の方法

  1. あらゆる問題は「時限爆弾」と言い換えられる。
  2. 違和感を見逃さないことが、トラブル防止につながる。
  3. 今すぐ解決しなくていい問題は、放置されがち。
  4. 「最初から問題を解決する気がない人」になってはいけない。
  5. 小さな問題をきちんと解決できる人は、普段の仕事もよくできる。
  6. 問題に取り組む理由は「仕事だから」で十分。
  7. 緊急の連絡は、無視しない。
    1分1秒でも早く確認する。
  8. 危機感を持つためには、最悪の結果をイメージする。
  9. 問題は、気づいたときに取りかかるのが一番良い。
  10. 問題は、文句を言えば言うほど、難しくなっていく。
  11. 小さな問題のほうが、実はリスクが高い。
  12. 考える時間に、無駄は1つもない。
  13. 問題と出会ったのもご縁と思えば、前向きに取り組める。
  14. 異常を見つけたくないからといって、健康診断を受けないのはNG。
  15. 問題に取り組むことが、セルフコントロール力を鍛える機会になっている。
  16. 「慣れたときが一番危ない」は、運転だけでなく、仕事にも言えること。
  17. 問題を指摘した人に、腹を立てない。
  18. 聞き方が強い口調だと、逆ギレをしているように聞こえる。
  19. 専門的な問題は、自分で解決するより、専門家を頼るのが良い。
  20. 解決不可能な問題であっても、解決可能な問題に転換できることがある。
  21. 問題ない日々を送っているからといって、素直に喜んでいいとも限らない。
  22. 就寝前に思い出したタスクは、紙に書き出す。
  23. 問題対応中に、別の問題を発見したらどうするか。
  24. 「ほら言ったとおりになっただろ」と言われたとき、どうするか。
  25. 中途半端な解決は、それはそれで問題。
  26. 問題かどうか自分が決めることなら、人に聞いても仕方ない。
  27. ブラックな問題は、真面目に取り組むより、逃げるのが得策。
  28. ファスナーを開けたままにしていると、窃盗被害に遭いやすくなる。
  29. あなたには、保留中の問題がある。
  30. 「今までの自分ならここで逃げていたが、今回は違う」。

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