「自己PRをしてください」と言われるとは限りません。
面接で「自己PRをしてください」と言えば、暗記口調で説明するのが定番です。
一字一句までしっかり覚えてきた発言を棒読みで説明されるのでは、面接官もつまらない。
面接官は、覚えてきた発言ではなく、考えた発言を聞きたいと望んでいます。
そこで面接官は、ひねってきます。
あえて「自己PR」というキーワードは使わず、別の表現で自己PRを促すことがあるのです。
たとえば、次のような表現です。
「あなたの武器は何ですか」
「自分の魅力は何だと思いますか」
「あなたの長所は何ですか」
「あなたの長所は、当社でどう生かすことができますか」
「『これだけは負けない』という点を紹介してください」
「自分を物に例えて、売り込んでください」
それぞれ異なる表現ですが、結局はどれも「自己PRをしてください」という意味です。
面接官の言葉の真意に気づかないと、せっかく準備した自己PRをうまく話せないままに終わる場合があります。
自己PRは一般的に、面接の序盤で聞かれる傾向があります。
序盤というタイミングを目安にすれば、面接官の言葉の真意に気づきやすくなるでしょう。
「これは自己PRという意味ではないか」と注意しながら、しっかり面接官の質問を聞くことが大切です。