希望する条件の順位を、はっきりさせていますか。
実は、曖昧にしている人が多いのではないでしょうか。
「これだけは譲れない」という条件は、人によって異なります。
平均勤続年数とは、何でしょうか。
平均勤続年数とは、現在勤務している社員の勤続年数を平均した数字です。
入社してから会社を辞めるまでの平均年数を指す数字ではないため、注意が必要です。
企業も、人と同じように、個性があります。
成果主義を第一にする個性。
女性を大切にする個性。
業界研究が終われば、次に企業研究です。
企業研究をするための大前提があります。
まず、その企業と出会うことです。
数字を眺めるだけでは、企業の詳細が見えてきません。
もちろん本格的に調べようとすると経済知識が必要ですが、基本なら、素人でも可能です。
各項目から、何が読み取れるか。
あなたが就職したい企業は、中小企業かもしれません。
風が吹けば飛ぶような、零細企業かもしれません。
ほんの数人で構成している、ベンチャー企業かもしれません。
企業研究の難しさは、情報量です。
さまざまな情報源から情報を入手しますが、その圧倒的な量に押されるでしょう。
企業研究によって、情報が増えれば増えるほど、混乱してきます。
企業研究をしていると、似た企業があって迷うことがあります。
明らかな違いがあれば選びやすいのですが、給与や待遇などの条件が似ているため、応募に迷う。
「A社もいいな。B社も素晴らしい。どちらも似ていて迷ってしまう」
世の中には、数多くの企業が存在します。
業種は、およそ3万種。
法人数だけでも、400万社。
自宅から通える企業は、どう探せばいいのか。
近所を歩いて探すのも方法ですが、現実的ではありません。
地元に特化した企業説明会に出席するのもいい方法です。
「自由な服装で働きたい」
企業研究の1つとして、服装を気にする人も多いのではないでしょうか。
服装は、仕事の気分や効率にも影響するポイントです。
企業を知るには、企業訪問です。
実際に企業の内部を見ることで、社内の雰囲気や働いている人の様子などを、具体的に知ることができます。
しかし、企業訪問を実施している企業は、かなり少ないのが現状です。
インターネットで情報収集していると、衝撃的な内容に触れることがあります。
自分が志望する企業への批判です。
自分が志望する企業が、インターネット上で批判されているとわかれば、不安になるのも当然です。
その制度は、本当に活用されているのでしょうか。
「制度があるなら活用できるに違いない」と思います。
しかし、そうとは限らないのが、社会の怖いところです。
企業のウェブサイトには、企業に関する写真がたくさん掲載されています。
目につきやすいのは、やはり文字より写真ではないでしょうか。
写真は、視覚に訴える力が強いため、やはり注目してしまいます。
企業研究をする際は、写真の種類に注意が必要です。
その写真は、実物を写した写真ではなく、イメージした写真である場合があるからです。
たとえば、ウェブサイトに掲載されている写真です。
企業研究で欠かせないのが、離職率。
離職率とは、労働人口のうち、ある一定期間に離職した人の割合です。
離職率が高い企業の場合「何か問題がある」と見られる傾向があります。
企業情報を調べる際に気をつけたいのが、情報の時期です。
企業の売り上げなどを確認して、企業の経営状況を確認しますが、現状だけを確認しないことです。
企業の現状だけを見て「なるほど」と満足していませんか。
「この企業は魅力がないな」
そんな一言で、片付けていないでしょうか。
表面だけを見ているのでは、気づきにくいかもしれません。
企業について詳しく調べたいと思えば、やはり企業のウェブサイトを確認するのが正攻法でしょう。
企業から発信している情報ですから、最も正確な内容と思うはずです。
しかし、企業に載っている情報がすべて正確と思い込むのは、注意が必要です。
しつこく企業を研究しているとき、こんなことを考える瞬間があります。
「自分がしていることは、ストーカーのようだな」と。
企業研究は、企業のプロフィールをしつこく調べることになります。
志望企業が提供する商品やサービスがあれば、ぜひ利用してみましょう。
テレビや雑誌で間接的に見たり聞いたりするだけでは、具体的な把握は困難です。
やはり実際に利用するのがいちばん。
志望企業が提供する商品やサービスがあれば、ぜひ利用してみましょう。
やはり実際に利用することで、よさや雰囲気が理解できます。
実際に利用することでわかったことは、自信を持って発言できます。
企業の調子は、売り上げ・経常利益・販売実績などから判断するのが一般的です。
好調な企業なら「きっとこの先も、ぐいぐい成長していくだろう」と期待するのではないでしょうか。
好調な企業に入社できれば、仕事も安定して、収入も上がるような気がします。
企業研究をしていると、急成長している企業に出会うことがあります。
前年期と比べて、売り上げが何倍も伸びている企業です。
ベンチャー企業の中には、短期間で急成長を遂げる企業が珍しくありません。
企業研究の一環として確認したいのが、組織図です。
組織図とは、その企業の組織構成をわかりやすくまとめた図表です。
上場企業なら、株主向けの資料として、必ず存在します。
企業研究では、組織図の確認も必要です。
組織図を見れば、その企業の概要がわかりやすい。
どんな部署があり、どんな組織構成になっているのか、一目で把握できます。
ある程度規模のある企業なら、就職関連の書籍にもデータが掲載されています。
企業研究も調べればわかる状態ですから、調べやすいでしょう。
問題は、規模の小さな企業です。
企業研究の一環として、店舗見学をする人も多いのではないでしょうか。
一般に開放された店舗なら、客として、いつでも自由に訪問できます。
店舗に訪れ、働く人たちの様子を直接見れば、自分が社員になったときの想像が膨らみやすくなるでしょう。
企業研究では、まず志望企業を徹底的に調べることです。
志望企業については、あらゆる手段を使って深く調べることが重要です。
しかし、志望企業だけ集中して調べるのは、効率がいいように思えますが、実はある副作用もあります。
希望する条件の順位を、はっきりさせていますか。
実は、曖昧にしている人が多いのではないでしょうか。
「これだけは譲れない」という条件は、人によって異なります。
給与を重視しているのか。
自宅から通える距離を重視しているのか。
企業のブランドを重視しているのか。
福利厚生を重視しているのか。
理想を言えば「すべてを重視」と言いたいところですが、実際には難しいはずです。
何が良い悪いということはありません。
人によって、価値観は変わります。
それぞれの企業に特徴があり、すべてが充実している企業を見つけるのは難しいでしょう。
現実としては、何かを妥協しなければいけない状況になるはずです。
ですから、希望する条件の優先順位をきちんと考えておくことが大切です。
希望する条件の優先順位をはっきりさせておけば、面接官との話し合いをうまく進めやすくなります。
「これだけは譲れない」「これは妥協してもいい」という判断がしやすくなります。
事前に自分の価値観を整理しておくことをおすすめします。
平均勤続年数とは、何でしょうか。
平均勤続年数とは、現在勤務している社員の勤続年数を平均した数字です。
入社してから会社を辞めるまでの平均年数を指す数字ではないため、注意が必要です。
平均勤続年数が長ければ、安定して長く働けることを期待できます。
「長く働きたくなるような要因があるのだろう」と察することもできるでしょう。
企業研究で必要になる、目安の1つですね。
さて、平均勤続年数について、よくある誤解があります。
平均勤続年数が低い状態は、裏を返せば、離職率が高いということ。
平均勤続年数が低ければ、普通はよくない兆候と考えがちです。
これは一概には言えません。
場合によっては、業績が好調だから、平均勤続年数が下がる場合もあります。
たとえば、事業が好調のため、規模をさらに拡大したいとします。
追加で人が必要になるため、新入社員を大量に採用することになるでしょう。
平均勤続年数には、新入社員も含めるため、おのずと平均勤続年数がぐっと下がるのです。
また、業績が好調だから、子会社をつくる場合もあります。
節税対策として、子会社を設立するのはよくある話です。
当然新しい会社ですから、全員が新入社員のようなものです。
平均勤続年数は、驚くほど低くなるはずなのです。
特にベンチャー企業の平均勤続年数は、低いのが一般的です。
急成長による人の入れ替わりが激しいため、平均勤続年数も低くなるのが当然なのです。
こうした状況があるため、平均勤続年数だけで企業の評価をすることはできません。
平均勤続年数は、絶対視するのではなく、あくまで参考の1つと考えるのが適切です。
企業も、人と同じように、個性があります。
成果主義を第一にする個性。
女性を大切にする個性。
福利厚生を重視する個性。
企業研究をするときにも、やはり企業の個性を知りたいと思うでしょう。
企業の個性は、どこに現れるのか。
企業の制度なのです。
企業研究では、企業の制度をよく確認してください。
セミナーへの参加を企業が負担する制度があるなら、社員の教育に力を入れていることがわかります。
出産休暇や育児休暇を推奨する企業なら、女性を大切にしていることがわかります。
自分から異動を申し出ることができる制度があれば、社員の希望を重視していることがわかります。
制度は、企業によって、実にさまざまです。
研修期間を設けている企業。
社員食堂は、すべて無料という企業。
特別有給休暇があり、結婚休暇・誕生日休暇・慶弔休暇などが存在する企業。
中には、独立を支援する企業まであるようです。
企業の制度は、経営者の考え方や社風などが現れやすい部分です。
企業の個性を確認するには、絶好のポイントなのです。
業界研究が終われば、次に企業研究です。
企業研究をするための大前提があります。
まず、その企業と出会うことです。
出会わなければ、知りようがありません。
知りようがなければ、調べようもないのです。
まず、その企業に出会い、興味を持つことで「もっと知りたい」と思うようになります。
業界研究で、自分に合った業界を決めた後は、その業界に属している企業を徹底的に調べます。
出会う手段は、何でもいいのです。
テレビ・新聞・書籍・就職雑誌。
友人からの口コミ・インターネット。
さまざまな手段を使って、できるだけ多くの企業と出会いましょう。
企業研究の初期段階では、1社でも多くの企業を知ることが大切です。
絞り込むのは、あとからでもできます。
それぞれの企業に、それぞれの特徴があります。
1社でも多くの企業と出会うほど、自分の適性や希望に合った企業に出会いやすくなるでしょう。
数字を眺めるだけでは、企業の詳細が見えてきません。
もちろん本格的に調べようとすると経済知識が必要ですが、基本なら、素人でも可能です。
各項目から、何が読み取れるか。
企業情報の項目から、読み取れることを確認しましょう。
創立年月日とは、事業を開始した日のことです。
設立年月日とは、法人登記をした日のことです。
事業を始めてからの経過時間は、事業を継続できている実績です。
事業を始めてから長い年月が経過しているなら、それだけ実績・安定・歴史があると考えることができます。
資本金とは、事業を運営するときの基礎となる資金です。
資本金が大きければ大きいほど、企業の規模も大きく、規模の大きな事業も行いやすくなります。
しかし、資本金だけで、企業の安定状態を判断するのは得策ではありません。
資本金が大きくても、赤字や負債との兼ね合いもあるため、注意が必要です。
従業員数が多ければ多いほど、生産性が高くなります。
ただし、従業員数に応じて、人件費や保険料もかかります。
また、従業員の種類にも注目です。
従業員とはいえ、正規雇用だけでなく、非正規雇用が含まれている場合があります。
正規雇用と非正規雇用の割合を知ることで、従業員全体の状態や特徴が見えてきます。
売り上げが大きければ大きいほど、企業の規模や収益性が高いと考えることができます。
ただし、売り上げを見るときは、従業員数にも注目です。
収益が大きくても、従業員が多ければ人件費がかかるため、慎重な見方が必要です。
主力となる事業の有無は、売り上げだけでなく、安定にも影響します。
事業内容が斬新なら、新しいことに挑戦する企業であるとわかります。
今までにない事業に挑戦する姿勢があれば、今後、売り上げを飛躍的に伸ばす可能性があります。
取引先とは、人間関係でいう友人に当たります。
取引先に大手企業があれば、太いパイプがあると考えていいでしょう。
大手の背景には、さらに多くの会社との関係があるため、経営の安定を表す目安の1つになります。
その一方で、大手企業との取引が終了すると、売り上げが大幅に落ちる可能性も考慮します。
大手企業との取引が複数あるかどうかも、確認します。
あなたが就職したい企業は、中小企業かもしれません。
風が吹けば飛ぶような、零細企業かもしれません。
ほんの数人で構成している、ベンチャー企業かもしれません。
「小さな企業だから将来性も小さいだろう」と、思っていませんか。
いいえ、それは誤解です。
小さな企業だから、将来性も小さいとは限りません。
小さな企業なら、あなたが大きくすればいい。
社員数が少ないほど、1人当たりの比重が大きくなります。
実力を発揮できれば、若くして課長や部長になれる可能性もあるでしょう。
もちろん取締役になる可能性もあるはずです。
「自分が企業を引っ張る。成長させる。大きくする」
そのくらいの意気込みはほしいところです。
小さな企業にも、将来性はあるということです。
小さな企業でも、活躍できる場は、たくさんあるはずです。
「潜在的な可能性」という意味では、大きな企業より小さな企業のほうが、大きいのかもしれません。
大企業に勤めるというより、大企業にする。
有名企業に勤めるというより、有名企業にする。
小さな企業をあなたが大きくすれば「大企業に勤めている」と、胸を張れます。
「自分が企業を大きくした」と自慢もできるでしょう。
そういう夢を持って、小さな企業に就職するのも、夢のある話ではありませんか。
小さな企業だから、大きな可能性が眠っているのです。
企業研究の難しさは、情報量です。
さまざまな情報源から情報を入手しますが、その圧倒的な量に押されるでしょう。
企業研究によって、情報が増えれば増えるほど、混乱してきます。
10社を越えたあたりから混乱し始め、100社を越えれば目が回ってきます。
300社にもなれば、完全に処理しきれなくなるでしょう。
情報を集めるだけでは、十分に生かせません。
単調に並べられた情報は、必要と不必要の境界がわかりにくいからです。
情報をたくさん集めても、活用できなければ、意味がないのです。
そこで必要なのが、整理です。
集めた情報は、自分の都合に合わせて、整理しましょう。
付箋を使い、見出しを付けるといいでしょう。
企業に優先順位を付けるのも、いいアイデアです。
重要と感じたところは、蛍光マーカーを使って強調させます。
本を汚すことに抵抗があるなら、企業研究用のノートを1冊買って、書き出すといいでしょう。
ルーズリーフを使えば、さらに整理しやすくなるはずです。
自分都合でいいのです。
むしろ、自分都合でなければいけません。
自分好みに編集することで、自分専用の企業情報へと整っていきます。
集めた情報は、整理することで、さらに価値が高まるのです。
企業研究をしていると、似た企業があって迷うことがあります。
明らかな違いがあれば選びやすいのですが、給与や待遇などの条件が似ているため、応募に迷う。
「A社もいいな。B社も素晴らしい。どちらも似ていて迷ってしまう」
あなたなら、どうしますか。
似た企業があって迷うなら、両方とも応募してはいかがでしょうか。
ほぼ同じだから、迷うのです。
迷うなら「どちらも自分に合っている」と考えることができるのではないでしょうか。
どちらもふさわしいなら、欲張って両方に応募しましょう。
罪悪感は不要です。
一度に複数の企業に応募するのは、就職活動では当たり前のこと。
できるだけ多くの可能性に挑戦するほうが、運もチャンスも、つかみやすくなります。
もし似た企業が複数あるなら、すべてに応募しましょう。
迷うのは、あとからでいいのです。
いくつも同時に面接を受け、採用が重なってから「さて、どちらにしようか」と迷えばいいのです。
辞退する企業には、マナーとして、きちんと断りの電話を入れましょう。
きちんとした手順を踏めば、怖くありません。
世の中には、数多くの企業が存在します。
業種は、およそ3万種。
法人数だけでも、400万社。
普通に調べようとすれば、複数の企業を並行して調べることになるのではないでしょうか。
それも1つの方法ですが、もっと企業研究を効率的にするコツがあります。
まず、なじみのある1社を、徹底的に調べてください。
「すでになじみがある」というのがポイントです。
なじみがあれば興味が湧きやすく、楽しみながら取り組めます。
複数の企業を並行して調べるのではなく、まず1社を集中して調べます。
どのような取引先と付き合いがあるのか。
どのような問題点をかかえているのか。
新聞・雑誌・インターネットなどを最大限に活用して、まず1社を徹底して研究します。
すると、しばらくして「なるほど。企業研究はこうすればいいのか」という要領がつかめるはずです。
この要領が大切です。
要領さえ習得できれば、2社目や3社目の企業研究も、楽になります。
手順や手法がすでにわかっているため、スムーズに進めることができるようになるのです。
自宅から通える企業は、どう探せばいいのか。
近所を歩いて探すのも方法ですが、現実的ではありません。
地元に特化した企業説明会に出席するのもいい方法です。
ただし、開催時期が不定期であるため、確認したいときに確認できないデメリットがあります。
参加していない企業もありますから、確実に確認するには不十分と言えるでしょう。
最も有効な方法は、就職情報サイトの「エリア検索機能」です。
エリア検索で自宅近辺を指定すれば、近場の企業が見つかります。
候補が少なければ、通いやすい路線を意識しながら、対象エリアを広げてみるといいでしょう。
対象エリアを広げるにつれて、候補の企業が増えるため、効率よく近場の企業を探せます。
自宅から1歩も出ることなく、近場の企業を探すことが可能なのです。
情報技術の進んだ社会なのですから、検索機能を有効に活用するのが得策です。
「自由な服装で働きたい」
企業研究の1つとして、服装を気にする人も多いのではないでしょうか。
服装は、仕事の気分や効率にも影響するポイントです。
実際のところ、服装の規定は、職場によって大きく異なります。
完全に自由で良い職場もあれば、スーツが必要な職場もあります。
制服が支給される職場もあるでしょう。
では、どうやって事前に確認するかというと、3つの方法があります。
最も具体的にわかるのは、企業訪問です。
その企業に訪問すれば、直接社会の風景や社員の様子を確認できます。
企業のウェブサイトで確認することもできます。
社内風景や先輩のインタビューの記事などを通して、服装を確認できるでしょう。
背景に映る、ほかの社員の様子も、よく確認します。
ウェブサイトの写真風景から、さまざまな情報を読み取っていきましょう。
OB・OG、採用担当者などに、直接聞くこともできます。
口頭での説明になりますが、直接社員に尋ねることで、正確な情報を得ることができるでしょう。
服装について尋ねるのはマナー違反ではありませんから、安心してください。
企業を知るには、企業訪問です。
実際に企業の内部を見ることで、社内の雰囲気や働いている人の様子などを、具体的に知ることができます。
しかし、企業訪問を実施している企業は、かなり少ないのが現状です。
大手企業の一部が実施している程度です。
企業訪問は、している企業より、していない企業のほうが多い。
「企業訪問はできない」と諦めそうになりますが、諦めるのはまだ早いです。
別の手段があります。
「企業訪問」ができなければ「企業のそばまで訪問」です。
訪問が難しければ、企業の外観を見るだけでもいいでしょう。
気になる企業があれば、実際に企業の近くまで足を運び、企業の外観を確かめます。
企業の場所や外観は、どういった雰囲気なのか。
社屋は、自社ビルなのか、賃貸事務所なのか。
企業周辺は、どのような雰囲気なのか。
これらがわかるだけでも、企業へのイメージがより具体的になるでしょう。
もし面接を受けるなら、面接会場を確かめるメリットもあります。
さらに、企業に出入りしている人の様子も要チェックです。
どういう人が出入りしているのか。
どんな服装をしているか。
疲れた顔をしていないか。
そこで働く人の様子を見ることで、間接的ではありますが、企業のイメージを膨らませる機会になるでしょう。
企業訪問ではありませんが、いつでもできる方法です。
ただし、くれぐれもやりすぎには注意が必要です。
怪しまれないよう、さりげなく確認するのがポイントです。
もちろん「関係者以外は立ち入り禁止」となっている場所へは進入せず、常識の範囲内で行動しましょう。
インターネットで情報収集していると、衝撃的な内容に触れることがあります。
自分が志望する企業への批判です。
自分が志望する企業が、インターネット上で批判されているとわかれば、不安になるのも当然です。
「ああ、そうか。この企業は悪い企業なのか」と考えそうになりますが、要注意です。
インターネット上の噂を愚直に信じるのは、得策とは言えません。
前提として、人にはそれぞれの考え方や価値観があることを思い出してください。
ケーキが好きだという人もいれば、嫌いだという人もいるのと同じです。
「働くのが好きだ」という人もいれば「働くのは嫌い」という人もいるでしょう。
判断は、人によって価値観が異なるため、一概には言えません。
特にインターネット上の噂は、信頼性に欠ける特徴があります。
噂は、あくまで噂です。
ある企業に恨みがあるユーザーが、根拠のない噂を吹聴しているだけかもしれません。
企業のイメージを下げようとして、適当な批判をしている場合もあります。
噂に惑わされて、就職の可能性をつぶすのはもったいないことです。
インターネット上の噂を愚直に信じるのではなく、疑う目を持ちながら、一度落ち着いて考えることが必要です。
不安が収まらないようなら、OB・OG訪問をするといいでしょう。
社員から直接聞く話は、インターネット上の噂より信頼できます。
また、権威のある調査会社の結果を参考にするのもいいでしょう。
より信頼できる情報源を軸にすれば、より正確な実態を把握できるようになります。
その制度は、本当に活用されているのでしょうか。
「制度があるなら活用できるに違いない」と思います。
しかし、そうとは限らないのが、社会の怖いところです。
企業によって、さまざまな制度があります。
たとえば、資格取得の奨励金や報奨金を支払う制度です。
表向きは、資格が取得できれば奨励金や報奨金を支払うことになっていても、実際は支払われない場合があります。
また、育児休暇や出産休暇があっても、実際は取得が大変難しく、存在しないのと同じ状況の場合もあります。
社宅があるとされていても、実際は入居できない。
新人研修があるとされているにもかかわらず、実際は放置の状態。
食事代が支給されるとされているにもかかわらず、実際は支払われない。
形だけの制度は、珍しくありません。
なぜきちんと活用されていないのかは、企業によって事情が異なり、一概には言えません。
制度を基準に入社したにもかかわらず、思っていた現実と異なれば、やはり問題です。
制度は、公表されているとおりに運営されているものかも、確認が必要です。
最も確実な確認方法は、やはりOB・OG訪問です。
社員に実際の状況について話を聞けば、最も正しく確認できます。
そのほか信頼できる情報元があれば、参考にできるでしょう。
表向きの情報だけを信じるのではなく、実際の活用状況についても、きちんと確認しましょう。
企業のウェブサイトには、企業に関する写真がたくさん掲載されています。
目につきやすいのは、やはり文字より写真ではないでしょうか。
写真は、視覚に訴える力が強いため、やはり注目してしまいます。
企業の外観や社内風景など、写真から得られる情報は具体的であるため、有益です。
ただし、すべての写真が頼りになるかというと、そうとは限りません。
気をつけたいのが、写真の種類です。
その写真は、実物を写した写真ではなく、イメージした写真である場合があります。
写真の種類を、よく確認しましょう。
「立派な社屋だな」「社内は広くて清潔感がある」と思っても、実はイメージ写真かもしれません。
実際の企業の様子は、まったく違う場合があり得るのです。
もちろんイメージ写真が悪いわけではありません。
企業のイメージを伝えるためにイメージ写真を使うのは、法律上は問題ありません。
ただ、それを知らずに信じるのは、注意なのです。
写真の種類を確認していないと、誤解した情報に振り回されやすくなります。
「実物を写した写真なのか、イメージした写真なのか」
写真を見るときは、写真の種類に注意が必要なのです。
企業研究をする際は、写真の種類に注意が必要です。
その写真は、実物を写した写真ではなく、イメージした写真である場合があるからです。
たとえば、ウェブサイトに掲載されている写真です。
実物を写した写真ではなく、イメージした写真が使われている可能性があります。
実物とイメージを混合すると、誤った情報を信じてしまい、企業研究に誤解が生じる場合があります。
では、問題はここからです。
写真の種類を、どう見分けるかです。
もし、写真の近くに「イメージです」という注意書きがあればわかりますが、注意書きがない写真もあります。
一概には言えませんが、単純な基準があります。
イメージ写真は「整いすぎている」という特徴があります。
たとえば、絶妙なアングルから、きれいに整理整頓された部屋を取っているなどです。
実際の企業は、ごみが落ちていたり、机の上が散らかっていたりするものです。
どんなに掃除をきれいにしていても、そこに人がいて仕事をするかぎり、やはり散らかるのです。
もし、写真の様子がきれいに整いすぎているなら、イメージ写真の可能性を疑ったほうがいいでしょう。
また、アングルや遠近感など、プロを思わせる雰囲気が出ていれば、やはりイメージ写真の可能性があります。
センスと勘が頼りです。
企業研究で欠かせないのが、離職率。
離職率とは、労働人口のうち、ある一定期間に離職した人の割合です。
離職率が高い企業の場合「何か問題がある」と見られる傾向があります。
社長がワンマン経営をしている企業なのかもしれません。
サービス残業や過剰なノルマを強要する企業なのかもしれません。
社員が企業に何らかの不満を抱いているため、辞める率も高くなると考えがちです。
たしかに企業に問題がある場合も考えられますが、すべてがその限りではありません。
たとえば、ある年に採用した人が1人だけで、都合のためその人が辞めれば、離職率は100%になります。
独立を果たすために、離職する人もあるでしょう。
女性の場合、出産や子育ての都合で離職する人もいるはずです。
女性の多い職場なら、離職率も、必然的に高くなる傾向があるはずです。
さまざまな事情があるため、離職率が企業の善しあしに比例しているとは限らないのです。
参考にはなりますが、企業の評価を絶対的に表す指標ではありません。
離職率にこだわると、企業研究に誤解を生みやすくなります。
離職率は、絶対視するのではなく、参考程度にすることが大切です。
企業情報を調べる際に気をつけたいのが、情報の時期です。
企業の売り上げなどを確認して、企業の経営状況を確認しますが、現状だけを確認しないことです。
企業の現状だけを見て「なるほど」と満足していませんか。
現状は、あくまで現状です。
その状態が、上向きなのか下向きなのか、わかりません。
いくら売り上げが高くても、売り上げが下がっている状態かもしれないのです。
そこで必要なのが、過去5年間の確認です。
上場している企業なら、企業に関する詳しい状況が公開されているはずです。
企業の貸借対照表や損益計算書などです。
基本的に、過去数年にわたる内容が記されているはずですから、過去からの状態推移も確認しておくのです。
経営が上向きなのか、下向きなのか、現状維持なのかがわかります。
また、就職関連の本には、企業の経営状況がグラフ化されているものもあります。
必要に応じて、活用するのもいいでしょう。
「この企業は魅力がないな」
そんな一言で、片付けていないでしょうか。
表面だけを見ているのでは、気づきにくいかもしれません。
しかし、魅力がないと思うのは、誤解です。
どんな企業にも、魅力があるはずです。
魅力がなければ、世の中の誰からも相手にされないため、取引が成立せず、とっくに廃業しているでしょう。
魅力が小さくても、魅力は魅力です。
倒産寸前という場合を除き、現在でも経営が続いているのは、何らかの魅力がある証拠です。
その魅力を探すのが、企業研究です。
もし、企業研究をしているとき「この企業には魅力がない」と思えば、注意です。
魅力がない企業に、問題があるのではありません。
魅力を見つけることができない自分に、問題があるのです。
自分に魅力を見つける力がないと、どの企業も平凡、もしくは劣悪に見えてきます。
少しでも変な点が見つかれば「この企業はダメ」と決め付け、企業研究が行き詰まります。
斜めの見方をしているのでは、いつまで経ってもいい企業は見つかりません。
魅力を見つける目を養いましょう。
心がけたいのは「魅力があるはず」という考え方です。
「この企業には、どんな魅力があるのだろうか」と考えながら、企業研究をしてみてください。
「魅力があるはず」という気持ちで探すと、魅力を見つける感覚が研ぎ澄まされます。
自然と、企業の得意や長所が見えてくるはずです。
企業について詳しく調べたいと思えば、やはり企業のウェブサイトを確認するのが正攻法でしょう。
企業から発信している情報ですから、最も正確な内容と思うはずです。
しかし、企業に載っている情報がすべて正確と思い込むのは、注意が必要です。
企業から発信された情報は、ポジティブな内容に偏っているはずだからです。
自社に都合が悪い情報を発信すれば、応募者は減るでしょう。
自社のイメージも悪くなるに違いありません。
やはりどの企業も、都合のいい情報を公開したい一方、都合の悪い情報は隠したいと思うものです。
「企業から発信された情報は、基本的にポジティブな内容に偏っている」という認識を持つことが大切です。
企業から発信される情報だけを頼りに企業研究をしていると、あとから意外な事実を知り、驚くことがあります。
ネガティブな情報を入手することも、企業研究の1つです。
インターネットで情報収集するのもいいですが、不確かな情報もあるため、注意が必要です。
最も確実な情報源は、インターンシップやOB・OG訪問などでしょう。
就職したい企業で就業体験をしたり、直接社員から話を聞いたりすることで、本当の姿が見えてくるはずです。
ポジティブとネガティブの両面を確認することで、より正確な企業研究を行えます。
しつこく企業を研究しているとき、こんなことを考える瞬間があります。
「自分がしていることは、ストーカーのようだな」と。
企業研究は、企業のプロフィールをしつこく調べることになります。
雑誌・インターネット・OB・OG訪問など、あらゆる手段を活用して、企業の情報を得ようとします。
上場企業なら、貸借対照表や損益計算書など、IR情報も確認します。
時には、企業の住所まで出向き、企業の雰囲気を確認することもあるでしょう。
企業の細かい点まで、こそこそ調べる様子は、ストーカーのような行動に思えることがあるのです。
企業に詳しすぎると「企業に詳しすぎて、面接官から気持ち悪いと思われないか」という不安が出てくるかもしれません。
しかし、そう思ってブレーキを踏む必要はありません。
企業研究は、ストーカーではありません。
応募者として、企業の情報を徹底して調べるのは、当然の姿勢です。
むしろ、企業研究をしていないほうが、問題です。
「御社に就職したいが、御社については詳しく知らない」という状態では、面接官も落胆するでしょう。
面接官は「本当に就職したい気持ちがあるのか」と、意欲や熱意を疑うに違いありません。
本当に就職したい企業なら、企業研究は当然です。
調べて、調べて、調べまくる。
「御社のことなら何でも知っています」というくらい詳しくなれば、面接官への印象が良くなります。
面接官さえ知らない企業の事情まで精通していれば、面接官の印象にもしっかり残るはずです。
「本当に就職したいのだな」と伝わり、評価が上がるのです。
志望企業が提供する商品やサービスがあれば、ぜひ利用してみましょう。
テレビや雑誌で間接的に見たり聞いたりするだけでは、具体的な把握は困難です。
やはり実際に利用するのがいちばん。
商品やサービスのよさ、雰囲気が、五感を通して理解できます。
販売している商品なら、実際に購入して使ってみます。
サービスなら、実際にそのサービスを使ってみます。
資料やウェブサイトだけで、間接的に見るより「現物に触れる」「実際に体験する」などが大切です。
商品やサービスの利用には、少しお金がかかるかもしれませんが、重要な企業研究の1つです。
「必要な出費」と考え、無理のない範囲で利用してみましょう。
消費者の視点から企業を見ることで、本だけでは知ることができない情報が得られるはずです。
実際に利用した体験談は、面接では絶好のネタになるでしょう。
体験することが重要です。
自分が感じたことや思ったことが、なにより強い説得力を生みます。
実際に利用した体験があれば、自信を持って発言できます。
面接官から問われたときも、細かい点まで具体的に答えられるでしょう。
そういう意味では、商品やサービスを利用することは、企業研究だけでなく、面接対策になっているとも言えるでしょう。
志望企業が提供する商品やサービスがあれば、ぜひ利用してみましょう。
やはり実際に利用することで、よさや雰囲気が理解できます。
実際に利用することでわかったことは、自信を持って発言できます。
面接官から問われたときも、実際に触れた商品やサービスなら、うまく答えられるでしょう。
さて、商品やサービスの理解を深める工夫は、まだほかにもあります。
単純ですが、鋭い方法です。
ほかの利用者の意見も聞いてみるのです。
自分以外の利用者に、商品やサービスの感想を聞いてみてください。
自分の感覚が十分とは限りません。
ほかの利用者に感想を聞けば、自分では気づけないような意見が聞けるかもしれません。
「そういう意見もあるか」
「そういう見方があったのか」
ほかの利用者の意見を聞きながら、自分の見識を広めることもできます。
この工夫の素晴らしいところは、節約にもつながることです。
一般的に商品やサービスの利用には、ある程度の費用が必要です。
利用すればするほど、お金がかかります。
しかし、利用者に意見を聞くだけなら、新たに費用を捻出する必要がありません。
費用をかけることなく、理解や意見の幅を広げられるのですから、使わない手はないのです。
特に自分と異なる年齢層や性別の意見は重要です。
性別や世代が異なる消費者の視点を知ることで、商品やサービスの把握がいっそう深まるでしょう。
この幅広い意見や理解が、面接では鋭い意見として活用できます。
企業の調子は、売り上げ・経常利益・販売実績などから判断するのが一般的です。
好調な企業なら「きっとこの先も、ぐいぐい成長していくだろう」と期待するのではないでしょうか。
好調な企業に入社できれば、仕事も安定して、収入も上がるような気がします。
しかし、ここが危ないのです。
今は好調でも、今後はわかりません。
好調な企業も、何らかの影響を受け、不調に陥ることがあります。
自社ビルを購入したことがきっかけで、負債が増え、経営が傾くことがあります。
取引先が倒産することで、自社の経営に大きな悪影響を及ぼすことは、よくある話です。
逆に、不調だった企業が、何らかの事情で、好調に転じる可能性もあります。
同業他社が倒産したことがきっかけで、一気にシェアを伸ばすこともあります。
社長が交代したことがきっかけで経営が改善され、業績が回復に転じることもあります。
業界は、さまざまな企業の関係で成り立っているため、1社の状態だけで判断するのは、難しい。
何が起こるかわからないのが、世の中です。
大切なことは「好調な企業が、優良とは限らない」ということです。
現在の企業の状態だけを見て判断するのは、注意が必要です。
企業の経営状態は、参考にはなりますが、過信しないことです。
「好調な企業」と期待しすぎるより「今のところ好調な企業」という冷静な見方のほうが、正しく判断できるでしょう。
企業の将来性は、自己責任のもと、慎重に見極める必要があるのです。
企業研究をしていると、急成長している企業に出会うことがあります。
前年期と比べて、売り上げが何倍も伸びている企業です。
ベンチャー企業の中には、短期間で急成長を遂げる企業が珍しくありません。
規模は小さな企業でも、急成長しているなら、大きな魅力を感じるのではないでしょうか。
ぐいぐい売り上げを伸ばす企業に入社できれば、未来も明るいと考えるはずです。
しかし、急成長している企業だからこそ、実は注意が必要です。
急成長している企業の入社を検討しているなら、必ず急成長の原因を探ってください。
急激に売り上げを伸ばすことができた原因は、何なのか。
原因を探った結果、実力で伸びているならいいのです。
たとえば、設備投資に時間がかかり、赤字続きだった企業が、ある時期から急に売り上げを伸ばすことがあります。
それは、きちんとした実力による成果ですから問題ないでしょう。
しかし、実力とは無関係の急成長なら、注意が必要です。
よくある急成長の原因が、流行です。
その時期の流行に、たまたま商品やサービスが一致したため、短期間で売り上げを伸ばす場合があります。
それでいいではないかと思いますが、危ないのです。
流行は、しばらくすれば終わりを迎えます。
もちろんそのまま勢いに乗る企業もあるでしょうが、一方で、数年後には廃れる可能性も大きいのです。
急成長している企業には、そうした可能性も視野に入れて検討するといいでしょう。
急成長の原因を探り、今後もずっと続く見込みがあるか確認です。
自分だけでは判断が難しい場合、ベテランの社会人に相談すれば、より正確な判断が下せるでしょう。
企業研究の一環として確認したいのが、組織図です。
組織図とは、その企業の組織構成をわかりやすくまとめた図表です。
上場企業なら、株主向けの資料として、必ず存在します。
中小企業でも、ウェブサイトで一般公開されているところが多いはずです。
ぼんやりと眺めがちですが、その企業の概要が一目でわかる、重要な資料です。
「組織図を見れば、その企業の概要がわかる」といわれています。
最もメジャーなのは「機能別組織」です。
たとえば、人事部・営業部・経理部・開発部・品質管理部などです。
組織の中で、ある機能を持った仕事が、1つのかたまりになっていることがわかります。
部署名を見れば、社内の様子を想像する手がかりになるでしょう。
企業によっては、ユニークな部署があることも珍しくありません。
たとえば、CSR推進部・環境構築部・コンテンツ制作部・災害対策部・翻訳部などです。
珍しい部署名から、その企業の傾向や特色なども見えてくるでしょう。
機能別組織が一般的ですが、中には、製品別・地域別・市場別など、事業単位で区切った組織もあります。
これを「事業部制組織」といいます。
事業ごとに権限を分けることで、意思決定が素早くなるメリットがあります。
さらに機能別組織と事業部制組織などを同時に採用した「マトリックス組織」なるものも存在します。
似たようなIT企業があっても、組織図には大きな違いがあるかもしれません。
企業ごとの組織図を見比べてみると、その違いがわかりやすくなり、いっそう企業研究が深まるでしょう。
企業研究では、組織図の確認も必要です。
組織図を見れば、その企業の概要がわかりやすい。
どんな部署があり、どんな組織構成になっているのか、一目で把握できます。
企業によっては、ユニークな名前の部署が存在することもあり、企業の傾向や特色なども見えてくるのです。
さて、このとき、組織図の確認だけで終わらせるのはもったいない。
組織図の確認の際は、自分が所属したい部署も決めておくといいでしょう。
面接では「どんな部署で仕事をしたいですか」と聞かれることがあるからです。
聞かれたときにすぐ答えるようにするためにも、事前に考えておくといいでしょう。
もちろん希望でいいのです。
内定をもらったとしても、希望した部署に配属されるとは限りませんが、きちんと答えられることが大切です。
きちんと答えられる様子から、事前に組織図を確認して、仕事をするイメージを持っていることが伝わります。
「この部署でこんな仕事をしたい」という希望を伝えることで、主体性や積極性も伝わります。
何かに1つに興味を持つと、そこを切り口に、企業への興味関心がさらに広がります。
その企業で仕事をしている自分を想像しながら組織図を見れば、わくわくした気持ちも強くなるでしょう。
ある程度規模のある企業なら、就職関連の書籍にもデータが掲載されています。
企業研究も調べればわかる状態ですから、調べやすいでしょう。
問題は、規模の小さな企業です。
企業の規模が小さいと、就職関連の書籍に掲載されていない場合のほうが多いでしょう。
ましてや、小さな個人商店ともなれば、ウェブサイトすらない場合も考えられます。
企業の規模が小さすぎて、企業研究が難しい場合、どうすればいいか。
正攻法は、次の手段です。
詳しくわからないことは、まず電話やメールで問い合わせてみましょう。
聞ける話は限られますが、興味があることを話せば、採用担当者から詳しい話が聞けるはずです。
質問事項を事前にまとめておけば、問い合わせがスムーズになります。
企業を見学させてもらえないか、問い合わせてみましょう。
急な訪問は失礼ですから、事前に電話やメールなど予約しておくと、スムーズです。
小さな企業を見学するのは大げさではないかと思うかもしれませんが、逆です。
小さな企業だからこそ、見学の意味があります。
就職の失敗を防ぐためにも、見学をすることで、しっかり現場の様子を見ておきましょう。
自分の目で現場を確かめることで、わかることがあるはずです。
詳しいデータがない分、具体的な行動の重要性が高くなるのです。
企業研究の一環として、店舗見学をする人も多いのではないでしょうか。
一般に開放された店舗なら、客として、いつでも自由に訪問できます。
店舗に訪れ、働く人たちの様子を直接見れば、自分が社員になったときの想像が膨らみやすくなるでしょう。
さて、客として店舗に向かうのもいいのですが、店舗見学をもっと充実させるコツがあります。
事前に、店舗見学を予約する連絡を入れておくことです。
「御社の就職を希望しておりまして、店舗見学をさせていただきたいのですが、ご都合はいかがでしょうか」
店舗見学をしたい旨を、電話やメールなどを使って予約します。
連絡する相手は、店舗の代表者がいいでしょう。
わざわざ連絡しなくてもいいのではないかと思いますが、差がつくのはここなのです。
わざわざ予約を入れてから向かうと、店側もあらたまって対応してくれるはずです。
店舗内を丁寧に案内してくれたり、業務の概要を詳しく説明してくれたりしてくれるでしょう。
将来、自分たちの一員になるかもしれない人物ですから、やはり対応も丁寧になるのです。
場合によっては、業務を体験させてもらえることもあります。
客として来店するだけでは得られない、特別な情報が得られるのです。
恥ずかしがり屋には厳しい試みかもしれませんが、勇気を出してください。
予約を入れてから向かうと、店舗見学がもっと有意義になります。
企業研究では、まず志望企業を徹底的に調べることです。
志望企業については、あらゆる手段を使って深く調べることが重要です。
しかし、志望企業だけ集中して調べるのは、効率がいいように思えますが、実はある副作用もあります。
視野が狭くなるという点です。
業界には、多種多様な企業が共存していますが、その様子に気づきにくくなります。
そこでおすすめなのが、同業他社の研究です。
企業研究では、同じ業界の仕事をしている他の企業も、ぜひ確認してみてください。
もちろん志望企業ではないため、深く調べる必要はありませんが、概要くらいは調べておくといいでしょう。
幅広く情報を入手することで視野が広がり、業界内の位置関係がわかりやすくなります。
対立している企業だけとは限りません。
親子関係の企業もあれば、取引関係の企業もあります。
業界は、弱肉強食の世界でもある一方、共存共栄の世界でもあります。
比較することで、企業ごとの特徴や違いなども、より明確に把握しやすくなるでしょう。
強みや弱みの住み分けがあることに気づくかもしれません。
同業他社の研究が、結果として、志望企業の理解を深めることにもつながるのです。