すぐ答えられない質問をされたとき、どんなリアクションをするかです。
一瞬の出来事で気にしない人もいるかもしれませんが、実に大切な瞬間です。
面接では、応募者の内面を知るため、わざと答えにくい質問をすることがあります。
たとえば「あなたを色に例えると、何色ですか」という質問です。
「とんでもない質問だな」と思いますが、よくある質問です。
予期せぬ質問をされたときの対応を見るため、わざと、すぐ答えにくい質問をしてくるのです。
どう答えていいのかわからず、慌ててしまうのではないでしょうか。
意表を突かれれば、誰でもとっさにスムーズな対応ができず、困惑するのは当然です。
しかし、この瞬間なのです。
慌てた表情をしたり、おどおどした態度になったりしていませんか。
自然なリアクションかもしれませんが、面接では避けたほうが賢明です。
では、どうするか。
「そうですね」とゆっくり言いながら、深く考えているそぶりを見せましょう。
ゆっくり言えば、数秒間ほど、回答を考える時間稼ぎができます。
予期せぬ質問にも動揺せず、落ち着いて答えている印象をアピールできるでしょう。
考える時間を稼ぐことで、うまく答えやすくなるのです。
焦っているときほど、演技でもいいので、落ち着いている様子を見せましょう。
一瞬ですが、大切な瞬間なのです。