定年退職後、前に勤めていた会社の名刺を持っていますか。
「記念に持っている」という人も、いるかもしれませんね。
有名な会社であったり、肩書が高かったりすると、捨てにくいものです。
恐れ入りますが、その名刺はもう不要です。
きっぱり捨てることを、おすすめします。
前の会社の名刺は、新しい旅立ちの妨げになるからです。
勤めていた会社が大きいほど、名刺の肩書を捨てにくいものです。
課長や部長などの肩書があると、誇らしく思うでしょう。
誇りを持つのは結構ですが、もう過去の話です。
これからは、邪魔になります。
名刺があると、頭の片隅に、当時の肩書が浮かびます。
すると、自然と横柄な態度や偉そうな口調になり、不和の原因になることがあるのです。
過去の自分の功績を認めてもらいたい気持ちは、人間関係の妨げになります。
定年退職をすれば、過去のことは忘れましょう。
「以前はこんなに偉かった」というプライドも、捨てましょう。
きっぱり名刺を捨てることです。
その決断があれば、素晴らしい60代が送れます。
丸裸にされたような気持ちになり、性格が丸くなり、物腰も低くなります。
一から始める気持ちが大切です。
真っ白な心を持つから新しい出会いをしやすくなり、人間関係も円滑に進めやすくなるのです。