60代になると、基本的に定年退職をします。
仕事を続けたい意思があっても、辞めなければいけません。
定年退職は、法律で定められているため、どうしようもありません。
時代の変化による法律改正によって、定年退職の時期が変わることもありますが、おおむね60代がターゲットになるでしょう。
たとえ、再就職ができたとしても、60歳を過ぎた人は、なかなか最前線で仕事をさせてもらえません。
本人に仕事をしたい意思があっても、そうできない現実があります。
しかし、最前線で仕事ができる方法が、1つあります。
起業なのです。
個人事業として仕事をするなら、定年はありません。
会社を興して、代表取締役という立場になれば、年齢制限がなくなります。
やる気があれば、何歳でも挑戦できるのです。
60代は、体力は乏しくても、思考力なら若い人に負けません。
理解力、判断力、先見力です。
鋭い思考力と、これまで築いてきた資金や人脈などを使えば、60代からの起業も可能です。
誰もが知っているケンタッキー・フライドチキンの創設者カーネル・サンダースは、64歳で起業しました。
世間から見ればかなり遅い起業ですが、世界的なチェーン店として大成功を収めました。
知力・体力・資金力に余裕があり、仕事をしたい気持ちが強いなら、定年退職後の起業も素晴らしいと考えます。
すべての人に勧めるわけではありませんが、余裕があるときの1つの選択肢として考えておくといいでしょう。