執筆者:水口貴博

60代がしておきたい30のこと

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「やりたくない」と「興味がない」を、きちんと区別する。

「やりたくない」と「興味がない」を、きちんと区別する。 | 60代がしておきたい30のこと

「やりたくない」と「興味がない」。

どちらも日常でよく聞かれる言葉ですね。

響きが似ているためか、混在して使っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、意味はまったく違います。

同じような意味として考えていると、思わぬチャンスを逃していることがあるため、要注意です。

いま一度、意味を整理してみましょう。

「やりたくない」とは「嫌い」という認識がはっきりしていることです。

以前に経験があり、苦い思い出があったり、不愉快になることがわかっていたりするときに、使います。

たとえ経験がなくても、あらかじめ自分が不愉快になるだろうと予想できるときにも、使います。

やりたくないことは、嫌なのですから、やる必要はありません。

ただ不愉快になるだけです。

無理をしてやっても、余計に嫌いになるだけです。

しかし、興味がないことは、別です。

「興味がない」とは「面白いと思わない。心が引かれない」という意味です。

必ずしも「嫌い」という感情が伴っているわけではありません。

興味がないことは、やってみたほうがいいです。

興味がないのは、まだやったことがないせいかもしれません。

やったことがあるとしても、面白さに気づいていないだけかもしれません。

だから、やってみるのです。

興味がないことをやってみると、意外な面白さに気づいて、新しい世界が開ける可能性があります。

あなたが、それをしない理由は何ですか。

やりたくなければやらなくてもいいですが、興味がないなら、やってみる価値はあります。

興味がないことに、可能性が眠っているのです。

60代がしておきたいこと(6)
  • 興味がないことを、やってみる。
興味が出ないのは、行動しないから。
きっかけは、本屋にある。

60代がしておきたい30のこと

  1. 定年退職後、第2の人生が始まる。
  2. 60代は意外に、頭も体も、よく動く。
  3. 慎ましい生活をすれば、長生きできるとは限らない。
  4. 60代からは「新しい生きがい」が必要になる。
  5. 我慢していたことを、思い出そう。
  6. 「やりたくない」と「興味がない」を、きちんと区別する。
  7. 興味が出ないのは、行動しないから。
    きっかけは、本屋にある。
  8. あなたの旅立ちを邪魔しているのは、名刺かもしれない。
  9. 明るい服装にすると、気持ちも明るくなり、行動力も出てくる。
  10. 60代からの平日は、王様気分を味わえる。
  11. 70代の足腰を決めるのは、60代の過ごし方。
  12. 自然と朝早くに目覚めてしまう。
    さて、どうするか。
  13. ウォーキングは、夫婦で楽しむのが一番。
  14. パートナーとの関係が、これからの本当の財産。
  15. 定年退職をすれば、今までの成功体験は、忘れたほうがいい。
  16. 60代こそ、旅行と登山のベストタイミング。
  17. 好きなこととはいえ、無謀なことは控える。
  18. 楽しんでいる姿を見せるのが、最高の子ども教育。
  19. 地元への愛情が出てきたとき、どうするか。
  20. 地域の人とのつながりは、幸せにもつながる。
  21. 積極的に、若い人に話しかけよう。
  22. 60代が若い人と接するときの方法。
  23. 孫の遊び相手も、立派な仕事。
  24. 60代に必要なのは「教える姿勢」より「教わる姿勢」。
  25. 古い話ばかりを繰り返していませんか。
  26. 60代からの起業もある。
  27. 健康と思っても、健康診断は必ず毎年受けること。
  28. 自分の生き方を、子どもに強要しない。
  29. 万が一のために家族と話しておきたい、2つの話題。
  30. 人生最大の親孝行とは。

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