「自分は、教える立場として振る舞わなければいけない」
そうした気持ちに、心当たりはありませんか。
年齢が高くなるということは、年下が増えるということです。
知っていることが増えるということは、教える機会が増えるということです。
「教える立場として振る舞わなければいけない」と思いがちです。
もちろん知っていることを聞かれれば、快く教えましょう。
「さすがですね」と、感謝されるに違いありません。
しかし、常に教える立場でなければいけないかというと、そうではありません。
やはり60代でも、わからないことがあります。
わからないことまで教えるのは、無理があります。
「教える立場でなければいけない」と思うと、プレッシャーもあります。
恥をかくのが怖くなり、新しい挑戦もしづらくなり、フットワークが重くなるのです。
60代が心がけたいのは「教える姿勢」より「教わる姿勢」です。
新しい挑戦には、教わる姿勢が必要です。
教わる姿勢を目標にすると、行動力が上がります。
教わる姿勢があれば、わからないことがあっても、素直に「教えてください」と言えます。
恥をかくことへの恐怖がなくなり、新しい行動をしやすくなります。
「よし。今日も教わりに行こう」と思えば、新しい行動に向かいやすくなります。
素直な興味を表に出せ、次々と行動したくなります。
「教えてください」を口癖にしましょう。
行動力をアップさせる言葉なのです。