50代は、少しずつ定年を意識し始める年ごろです。
早く定年を迎えたいタイプですか。
それとも、定年後も仕事をしたいタイプですか。
「ようやく仕事から解放される」
「早く定年を迎えて、のんびりした老後を迎えたい」
そう思う人も多いのではないでしょうか。
年金暮らしになれば、仕事をしなくても、のんびり過ごせます。
はやる気持ちはわかりますが、逆に考えてみてください。
活力的に仕事ができるのも、もう長くはないと。
定年後は、仕事をしようと思っても、しにくい状況になります。
もちろん定年退職後に、別のところで再就職もできますが、現実としては難しいでしょう。
年齢がネックになりやすいためです。
たとえ再就職ができたとしても、おそらく今ほど責任のある仕事は難しいことでしょう。
仕事をするにしても、ある程度の健康が必要です。
体力の衰えがネックになり、今ほど活力的な仕事がしづらくなります。
頭も体も元気な今だから、仕事を活力的にこなせます。
健康的、かつ活力的に仕事ができるのも、長くはないのです。
そう考えると、今の仕事にいとしさが感じられませんか。
仕事ができるのは、幸せです。
仕事は、楽しいことです。
仕事を通して、人と出会えたり、社会の役に立ったり、学べたりできます。
責任のある仕事ですが、頼りにされている証拠です。
苦しいこともありますが、だからこそ大きな喜びが得られます。
定年が近づきつつあります。
仕事ができるのも長くないとわかれば、おのずと最後の力がみなぎることでしょう。
仕事に誇りを持ち、最後まで手を抜かず、全身全霊で仕事に当たりましょう。
満足に仕事をやり遂げるから、気持ちのいい定年が迎えられるのです。