執筆者:水口貴博

50代がしておきたい30のこと

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子どもの学費は、最優先する。

子どもの学費は、最優先する。 | 50代がしておきたい30のこと

50代は、出費が多くなります。

特に大きな負担になるのが、子どもにかかる費用でしょう。

50代になるころといえば、子どもがちょうど高校や大学に進学する時期です。

義務教育が終われば、学費が急に増えます。

高いレベルの授業ほど、学費も大きくなります。

授業料のほか、教科書や参考書の代金だけでも、それなりの金額になります。

地元を離れた学校に進学するなら、学費のほか、家賃や食費もかかります。

子どもにかかるお金が、一段と増えるのです。

苦しい生活面を考えて「子どもにかかるお金を何とか節約できないか」と考えるとき、注意してほしいことがあります。

子どもの光熱費や家賃などの節約はいいのですが、勉強に必要なお金だけは、削るべきではありません。

学費だけは削らないでほしいのです。

高校や大学時代は、子どもの将来を決める大事な時期です。

ここでわずかな教育費を削ったばかりに、子どもの未来まで大きく削ってしまう可能性があります。

いかに子どもが多く学び、大きく成長できるかは、学費しだいです。

やはり子どもに学費を投資すればするほど、たくさん学べ、大きく成長できます。

子どもにとって、遊びも勉強です。

無駄遣いという失敗も、勉強です。

すべてわが子の勉強として考えれば、出費が多少大きくても、寛大になれます。

ゆくゆくは就職活動に影響して、将来の子どもが社会人になったときの仕事や収入にもつながります。

大げさに言えば、孫やひい孫にも影響するといっても過言ではありません。

節約するなら、学費以外の部分です。

経済的に厳しい状況はあるかもしれませんが、わが子の学費だけは、常に最優先です。

この時期に投資したお金によって、子どもの将来全体が決まるのです。

50代がしておきたいこと(13)
  • 子どもの家賃や光熱費は削っても、学費だけは削らないようにする。
自立したがる子どもを、無理に引き止めない。

50代がしておきたい30のこと

  1. 50代の可能性は、重点の置き方で決まる。
  2. 最も出費が多い50代。
    考えるべきポイントは、消費ではなく投資。
  3. 年相応という意味を、誤解していませんか。
  4. 「今が人生の半分」と考えてみる。
  5. 年齢による印象は、口にするときの態度で決まる。
  6. 50代は、いま一度おしゃれを意識する時期。
  7. 白髪を隠すおしゃれもあれば、白髪を見せるおしゃれもある。
  8. 満足のいく人生のために、今、何ができるか。
  9. 健康維持のキーポイントは、高い健康意識を維持すること。
  10. 礼儀があるから、いい人間関係が、いつまでも続く。
  11. 節目を迎える結婚記念日は、自分の誕生日より大切。
  12. どれだけ社会的に成功しても、家族と仲が悪くなれば、失敗。
  13. 子どもの学費は、最優先する。
  14. 自立したがる子どもを、無理に引き止めない。
  15. 責任もストレスも多い50代だからこそ、羽目を外す時間が必要。
  16. 今度はあなたが、よき助言者になる番。
  17. 楽しそうに仕事を頑張る姿が、部下への手本。
  18. 自分の言い分が正しくても、強要させるのはよくない。
  19. そこそこの生き方では、そこそこの喜びしか味わえない。
  20. 趣味が、あなたを幸せにする。
  21. 故郷に感謝すると、心に力がみなぎる。
  22. あなたがこれから歩むべき道は、古い友人が知っている。
  23. 同窓会ができるのも、最後になるかもしれない。
  24. 両親の前で笑顔になるのが、よい子ども。
    わが子の前で笑顔になるのが、よい親。
  25. 「なぜ」を口癖にするだけで、哲学者になれる。
  26. ショック療法で、再び緊張感を取り戻す。
  27. 「収入と支出」「資産と負債」について、きちんと考えておく。
  28. 空の巣症候群にならないために、子ども以外の生きがいを持つ。
  29. 満足に仕事をやり遂げるから、気持ちのいい定年が迎えられる。
  30. 定年退職の後は、どういう過ごし方をする予定ですか。

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