若い時期は、よき助言者を求めていました。
人生に行き詰まったとき、迷ったときなど、自分の考えだけでは限界があります。
そこで、経験豊富な人からの助言を求め、自分の人生に役立てていました。
よき助言者のおかげで、トラブルをうまく乗り越えることができました。
立派なあなたが今存在するのも、若い時期、よき助言者からお世話になったおかげです。
しかし、50代になれば、次はあなたがよき助言者になる番です。
若い人から指導を求められれば、快く答えるようにしましょう。
自分が苦労して得た経験を出し惜しみするのは、よくありません。
知識や知恵を独り占めするのは、助言者らしくない態度です。
自分が苦労して得た知恵ほど、快く若い人に伝えるようにするのです。
知恵は、独り占めするのではなく、伝えていくものです。
伝える努力をするから、知恵が蓄積され、高度になり、次の世代が助かります。
助言をするときは、軽い気持ちではなく、真剣な気持ちで相手と向き合います。
じっくり考えてから、助言をするのです。
自分では当たり前の言葉でも、若い人には頼りになる言葉になるかもしれません。
励ましの一言になるかもしれません。
人生を変える一言になるかもしれません。
全身全霊で助言すれば、相手のためになる言葉が、自然と出てきます。
それが、過去にお世話になった、よき助言者への恩返しです。
次の世代が今より明るくなるかどうかは、あなたが助言するかどうかにかかっています。
50代として生きる、あなたの仕事なのです。