50代になると、パートナーとの付き合いも、かなりの年月になります。
20代で結婚すれば、30年ほどの付き合いになります。
30代で結婚しても、20年ほどの付き合いになります。
さすがに20年を超える付き合いとなると「仲がいい」というだけでは説明がつかない、特別な存在になるでしょう。
しかし、付き合いが長くなる50代は、態度も乱暴になりがちです。
「長い付き合いだから、言わなくてもわかるだろう」
「いちいち挨拶を言うのも、面倒」
「家族何だから、礼儀なんていらないだろう」
挨拶を省いたり、感謝を忘れたり、協力する意識が薄くなったりして、無礼な態度になるのです。
人間関係が悪化するもとです。
いくら付き合いが長いとはいえ、礼儀を省いていいわけではありません。
礼儀は、いつまでも必要です。
礼儀があるから、いい人間関係が、いつまでも続きます。
あなたはいかがでしょうか。
パートナーとの関係は、人生の幸せに比例します。
1人で美しい風景を見る感動も、2人でわかち合えば、2倍に大きくなります。
重い荷物も2人で協力すれば、半分に軽くなります。
さらに両親の関係は、子どもへの教育にも影響します。
両親が協力していれば、その様子を見た子どもにも思いやりの気持ちが芽生え、優しい子へと成長します。
両親の礼儀が正しければ、その様子を見た子どもにも礼儀を重んじる気持ちが芽生え、しっかりした子へと成長します。
子どもは、親を映す鏡です。
自分の言葉や行動を振り返り、無礼になっている点があれば、直しましょう。
50代という区切りは、パートナーのためにも子どものためにも、礼儀を振り返る時期なのです。