執筆者:水口貴博

40代がしておきたい30のこと

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「怒る40代」ではなく「理解する40代」になる。

「怒る40代」ではなく「理解する40代」になる。 | 40代がしておきたい30のこと

40代は、口うるさくなりやすい年ごろです。

これまで蓄積した知識が、不満となって現れやすいからです。

勉強には、副作用があります。

勉強して頭がよくなればなるほど、身の回りの欠点が目につくようになることです。

その結果、いつも批判を口にするようになることがあります。

「部下がなってない」

「今の若者はなっていない」

「国の政治はなっていない」

事あるごとに、がみがみ口うるさくなります。

何を見ても欠点が目につくため、いつもいらいらしてしまうのです。

たしかに言い分は正しいのですが、怒っている人の話は、聞きにくいです。

聞くより、近寄りにくいです。

怒っているだけでは、かっこいい40代にはなれないのです。

目指すべきは「怒る40代」ではなく「理解する40代」です。

今まで培ってきた知識を、どう生かすかです。

欠点をあげつらうために活用するのではなく、理解して、関係をスムーズにするために活用します。

「今の若者には、こういういいところがある」

「国の政治には、こういう素晴らしい仕組みがある」

「部下には、こういう長所がある」

知識のある40代なら、できるはずです。

知識の生かし方の問題です。

長所や努力を理解できる40代になりたいですね。

知識は、欠点を探すのではなく、美点を見つけることに活用しましょう。

こういう40代は「理解力があるなあ」と、周りから尊敬されるのです。

40代がしておきたいこと(7)
  • 知識は、不満より理解のために、生かす。
保守的な仕事をしていないか。

40代がしておきたい30のこと

  1. まず、半生を振り返る。
  2. やり残していたことがあれば、40代がベストタイミング。
  3. 「今さら」と「今から」。
  4. 40代は、まだ若い。
  5. 40代は、大きなことを始める時期。
  6. かっこいい40代は、どこで決まるのか。
  7. 「怒る40代」ではなく「理解する40代」になる。
  8. 保守的な仕事をしていないか。
  9. 40代がこだわるのは、技能より勘。
  10. 40代に求められる能力は、褒めて育てる力。
  11. 偉そうな態度は、無意識のうちに出てしまうもの。
  12. だらだらした教育をしない。
  13. 若々しい40代は、年下にも「すごいですね」「さすがですね」と言える。
  14. 40代になっても、手本は必要。
  15. アドバイスを引き出す一言。
    「あなたなら、どうしますか」。
  16. 私たちの人生は、たくさんの立場で埋め尽くされている。
  17. 人間関係に挟まれる40代は、1人で遊ぶ時間が必要。
  18. ジョークとユーモアの違いとは。
  19. 40代になれば考えたい、老眼。
  20. できないことも「自分の一部」と思って、受け入れる。
  21. 40代からは、ウォーキングを日課にしよう。
  22. 子どもは、親であるあなたを見て、育っている。
  23. 子どもに堂々と勉強を教えられるのは、40代が最後。
  24. 親戚の顔が見られるのも、今のうち。
  25. 親戚と家族との仲を、同時に深める方法。
  26. 両親の話は、両親より親戚に聞いたほうが、面白い。
  27. 血縁関係のある親戚から、一族の特徴を探る。
  28. いま一度、パートナーとの新鮮な関係を取り戻す。
  29. 40代が考えておきたい、更年期への心構え。
  30. 避けられない親の介護。

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