晴れの日と雨の日。
どちらのほうが好きですか。
おそらく多くの人が「晴れの日のほうが好きだ」と言うでしょう。
たしかに晴れた日のほうが気持ちよく、雨の日は暗い感じがしますよね。
しかし、本当に晴れの日ばかりになると、砂漠になります。
逆に雨の日ばかりになると、海になります。
地球はなぜ美しいのかというと、晴れの日と雨の日が、交互にあるからです。
晴れの日によって植物が日光を浴び、雨の日によって水分を吸収します。
晴れと雨が交互にあるから、ちょうどいい美しさが保たれます。
人生も、同じです。
明るいこともあれば、暗いこともあります。
「どちらのほうが好きか」と聞けば、おそらく多くの人が「明るいことのほうが好きだ」と答えるでしょう。
たしかに明るいことがあると元気が出て、暗いことがあると落ち込みます。
しかし、明るいことばかりでは、困っている人の気持ちがわからなくなります。
逆に暗いことばかりでは、人生を生きるのがつらくなります。
人生を美しくするためには、明るいことと暗いことの両方が、交互に必要です。
明るいことと暗いことが交互にあるから、ちょうどいい美しさが保たれます。
いいこともあれば、悪いこともあります。
うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。
あまり深く考えすぎないことです。
よかったり悪かったりで、ちょうどいい人生になるのです。