人生は、1本のキャンドルです。
小さな火をともしながら、次第に短くなります。
キャンドルの長さは、有限です。
キャンドルが短くなって、最後になくなると、火も消えます。
この様子だけを見ると、むなしさを感じることでしょう。
しかし、見てほしいのは、そこではありません。
大切なことは、キャンドルの火をどうするかです。
風が吹いて、消えかけているキャンドルがあれば、出番です。
火をつけるには、火の力が必要です。
自分の火を使い、再び火を明るくともせます。
「ありがとうございます」と、感謝されるでしょう。
まだ火がついていないキャンドルがあれば、出番です。
自分のキャンドルの火を使って、新たに火をつけることもできます。
新しい光が生まれると、この世はさらに明るくなるでしょう。
火があるうちに、火を最大限に活用していくことが大切です。
世の中をどうすれば、明るくできるのか。
自分の火を、活用していくことです。
消えかかった火を助けたり、新しい火をともしたりすれば、世の中はどんどん明るくなります。
1つの小さな火でも、世の中を明るくできる、大きな可能性を秘めています。
たとえ自分の火は消えても「世の中の明るさ」という光に変わります。
死んだ後も、光が生き続けます。
たった一度の人生でも、社会を大きく変える力があるのです。