散歩をしていると、ときどき犬にかわいらしい洋服を着せた犬に出会うことがあります。
ペットショップに行けば、犬用の洋服を取り揃えているお店も多く見られるようになりました。
インターネットで探せば、サイズ・柄・色などさまざま犬用の服を見つけることができるはずです。
飼い主が趣味のために、犬に洋服を着せている場合が多いと思いますが、必ずしもそうとは限りません。
むしろ犬のためと思っているからこそ、洋服を着せている場合のほうが多いです。
洋服を着せるのは、犬にはさまざまな利点があります。
たとえば、暑い夏なら「紫外線対策」になります。
強い日差しには紫外線が多く含まれ、犬の健康にも悪影響を及ぼします。
犬も人のように、紫外線を浴びすぎると、皮膚がんになります。
直射日光を防ぐことで、がんへのリスクが低下して、長生きできるようになります。
10歳以上生きる犬が多くなりましたので、長期で見て紫外線対策は健康維持につながります。
一方、寒い冬の場合は「防寒具」としての役目も果たします。
雪がふる冬場、寒いと感じているのは犬も同じです。
服を着ていれば、寒さが和らぎ快適になります。
冷たい雨が降っている場合は、犬用のレインコートを着せてあげるのも悪くありません。
もちろん犬も風邪を引きます。
冷たい雨によって体温が下がり、免疫力の低下を防ぐ役目も果たします。
もちろん泥よけにもなりますから、飼い主としても、散歩から帰ってきたときに犬の体を洗う手間が減るはずです。
犬に服を着せるのは「動物虐待だ」という人もいますが、状況によるということです。
もちろんフリルが大きすぎて歩きにくい服は、犬にとって邪魔になるばかりですが、状況に応じた洋服は犬も喜ぶはずです。
熱すぎたり寒すぎたり雨が降っているときなど、状況に応じて服を着せるほうが適切である場合があるのです。