散歩をしていると、ほかにも散歩をしている方々と数多くすれ違うことになるでしょう。
犬同士ですから仲良くするのかなと思っていると、どうでしょうか。
ある犬とは仲良くするのに、ある犬には吠えるというところを目にすると思います。
比較的、自分と似た犬とは仲良くなりやすいですが、必ずしもそうとは限りません。
吠えるかどうかは、実際にその犬とあってみないとわかりません。
実は、犬にも相性があります。
におい・大きさ・動きなどから、判断しているようです。
相性が合う犬同士もいれば、合わない犬同士もいます。
人同士にも相性というのがありますが、それと似ているものと考えていいでしょう。
「何だか自分とは合うな」という雰囲気がありますが、一方で「何だか気に食わない」という人もいます。
それは犬同士でも同じです。
しかし、いくら気が合わないとはいえ、すぐ喧嘩では社会でうまくやっていけませんね。
いくら相性が合わないとはいえ、いきなり吠えるとなると、のんびり散歩もできません。
人の場合は、多くの人との人間関係を経験しながら、接し方を覚えたり、距離感を身につけたり、社会性を身につけていきます。
社会で生きていくなら、できるだけ吠えないようにしつけておきたいところです。
犬も同様に、多くの犬と出会うことで、次第にほかの犬とも慣れ、距離感や対応にもなれます。
「出会い」の経験量を増やしてあげることです。
たとえ、相性が合わなくとも、出会った瞬間に吠えるようなことはなくなるはずです。
理想は、子犬のころからできるだけ多くの犬と触れ合わせることです。
1歳未満の子犬なら、人にもほかの動物にも慣れやすくなります。
子犬のころのほうが多くの刺激を受け入れやすい耐性が整っています。
この時期に多くの犬と触れ合っていると、幅広い動物に慣れるようになります。
もちろん成犬の場合でも手遅れではありません。
時間はかかりますが、多くの犬に触れさせて、犬同士に慣れさせていきましょう。
「世の中にはいろいろな犬がいるな」という経験を犬にもさせることで、受け入れる器が大きくなるのです。