あなたは動物病院を選ぶときに、何を基準に選んでいますか。
コンビニに行くような気分で「近場」を基準に動物病院を選んでいませんか。
たしかに近くにある動物病院のほうが、行く手間もかからず便利です。
緊急のときなら、近場にある病院のほうが短時間で行けるでしょう。
しかし、病院選びで本当に大切なのは、近場かどうかではありません。
動物への思いやりのある先生がいるかどうかです。
治療技術の問題もありますが、病院の先生は獣医師のライセンス取得者であり、一定の基準を満たしています。
知識や技術など、わずかな差はあっても、大きな差はないはず。
しかし、実際には大きな差が出ています。
その差は「動物への思いやり」から発生する差です。
動物への思いやりが強い先生なら、細かく熱心に診察してくれます。
同時に治療技術も高くなるはずです。
「動物の病気を治してやりたい」気持ちがあるからこそ、動物の状態を正確に見ようとし、的確な治療をしようとします。
次に動物病院に行く機会があれば、先生の様子をうかがってみましょう。
先生が動物に対して、どれほど親身に接しているのか。
動物の状態を聞くときに、先生がどれほど真剣に話を聞いているか。
動物を治療するとき、痛がる動物の気持ちを察しながら診てくれているか。
怖がるペットの緊張を和らげながら、優しく接しているかです。
その動物に対する思いやりがあるほど、より丁寧で賢明な技術の差へと変わります。
動物への思いやりがあるほど、熱心に診察したり治療したりしてくれるので、結果として技術もよくなります。
動物病院選びで大切なのは「近場かどうか」より「動物への思いやりのある先生がいるかどうか」です。
一度通い始めれば、動物病院はころころ変更しないほうがいい。
先生とペットも何度か会っているうちに、顔を覚えて信頼関係を築いていきます。
動物病院の先生と犬との関係が良好になれば、病院に行くときも怖くなくなります。
思いやりのある先生は、自然とペットもなついていきます。
わんわんと吠えなくなり、先生のいうことを聞いてくれやすくなり、治療も受けやすくなるのです。