しつけに困っている飼い主は大変多いと思います。
「うちの犬は、飼い主の言うことをなかなか聞いてくれない。聞き分けのよくない犬なのかな?」
もちろん生まれつきの犬の性格もありますから、しつけを覚える早さに多少の違いはあることでしょう。
ときどき訪問客を家に招くことがあります。
友人や仕事仲間など、たまには家に訪問することもあるでしょう。
こういう場合、たいてい犬は訪問客に興味を示して、近づいてきます。
散歩中、きれいな野原を歩いているとき、犬が野花の上に体を押し付けるしぐさを目にしたことがありませんか。
私の実家は田舎であったため、草木・川・野原など多くの自然がたくさんあります。
春、目の前に広がる野原を散歩していると、犬は必ずと言っていいほど、野花の上に寝そべって体を花にこすりつけようとします。
散歩中、ほかの人や犬に吠えることはありませんか。
また、家に来客があったとき、人に慣れていない犬の場合なら、吠えることもあるでしょう。
人慣れした犬ならいいですが、犬の育ちや種類によっては、吠える場合があります。
散歩中、犬が急にしゃがみ込んだ。
いつもは積極的によく歩く性格なのに、突然しゃがみ込んでしまうと、やはり飼い主としては驚きます。
犬の場合も人のように、何かに怯えたり驚いたりして、恐怖で足がすくむこともあります。
普段はおとなしい犬が、車に乗って動き始めてまもなく、急に吠え始めることがありませんか。
飼い主と散歩中に吠えることがなくても、車の中に限って吠えるという犬は多いようです。
やはり犬にとって車の中というのは、異空間だからです。
小学生のころ、実家で飼っている犬の不思議な習性がありました。
「わんわん」
いつも夕方ごろになると、決まって突然吠え始めます。
「ご飯の時間ですよ」
犬の食事をしている様子を見ると、犬が涙を流し始めた。
「もしかしてあまりのおいしさに感動しているのかな」
よく靴の片方がなくなったり、靴下の片方がなくなったりする現象に出くわしませんか。
「おかしいな。どこにあるのだろう」
たいてい犯人は決まっています。
室内飼いをしている場合、犬が一番好きな部屋は「寝室」が多いようです。
どこにいるのかなと思えば、薄暗い寝室の片隅で寝ている。
そんな寝室好きの犬も多いことでしょう。
散歩中、飼い主と歩いているかわいい犬に出会うことがあります。
しっぽを振っているので歓迎されているのものだと思い近づいたら「わんわん」と大きな声で、吠えられてしまった。
そんな経験はありませんか。
犬が自分のしっぽを追いかけて、くるくる回ることがあります。
しっぽを噛もうと前に進むと、しっぽが遠ざかり、またしっぽに近づこうとするとしっぽが遠ざかる。
最初は、しっぽの先に何かついていて、気になって取ろうとしているのかと思います。
犬が飼い主に近寄ってきて、甘えてくることがあります。
体を寄せたりしているうちはかわいいと思います。
この甘えているときに、犬が飼い主を甘噛みしてくることはありませんか。
室内で犬を飼っていて、なかなか犬が糞をしてくれないときがあります。
「おなかの調子が悪いのかな。犬にも便秘があるのかな」
しかし、糞をした跡がトイレシートに残っていたり、糞のようなにおいはしていたりする。
私の実家は、田舎です。
家の周りには、舗装されていない砂利道や野道がたくさんあります。
道の脇に草木が生えた道路がたくさんあり、まさに「田舎の道」といった感じです。
親犬が子犬を産むことがあります。
犬は、一度に5匹前後生みます。
初めて犬の出産を目の当たりにした飼い主は、一度にたくさんの子どもを産む様子に驚くことでしょう。
母犬が子どもを産めば、しっかり子犬の面倒を見ます。
子犬同士の喧嘩を、いいタイミングで仲裁に入る。
やんちゃすぎる子犬は、噛んでおとなしくさせようとする。
「こら!」
飼い主がしつけのため犬を怒鳴りつけることがあると思います。
やんちゃな性格の犬なら1日何度も叱りますし、時には強く叱ってしまうこともあるはずです。
キッチンで洗い物をしていると、犬が口でちょんちょんとつついてくる。
ふと振り向くと、犬が頭を下げ、お尻を吊り上げる独特のポーズをしている。
お辞儀をしているようなポーズです。
大型連休には、家族で遠くへ遠出をすることもあるでしょう。
遠くへ旅行し、数日間家を留守にするとなると、犬を家に置いたままにはできません。
知り合いに犬を預けるのではなく、犬を車に乗せて、遠くの山や海など一緒に旅行に行くこともあると思います。
犬によっては、音楽をかけると大喜びをする場合があります。
明るく元気になり、機嫌がよくなります。
犬も音楽の心地よい音色などを理解しているようです。
薄暗い夕暮れ時、犬と一緒に散歩していると、ときどき光り輝く犬の目を目撃することはありませんか。
きらりと目が光り、目の中に電球があるようです。
初めて見るとぞっとします。
「お手」
「お座り」
「待て」
犬は、7歳くらいから次第に老化を迎えます。
10歳を過ぎれば老犬となり、体の衰えが目立つようになります。
歩く速度も遅くなる。
人が食べられるからと言って、必ずしも犬も食べられるとは限りません。
生まれも育ちも大きく異なりますから、人が食べてもまったく平気なものでも、犬には毒物に匹敵するものもあります。
人と犬との食の常識は、少し異なることを知っておかなければなりません。
犬とボール遊びをしていると、なかなか犬がボールを追いかけてくれない。
本来犬は、小さくて速く動くものに敏感に反応します。
野生だったころの狩猟本能が駆り立てられ、ボールを投げれば、追いかけたくなるはずです。
「お手!」
「お座り!」
「待て!」
それはある日、突然です。
床の上が血だらけになっている。
どうしたのかと思ってよく見ると、犬の生殖器が血だらけになっています。
テレビを見るとき。
キッチンに行くとき。
リビングに向かうとき。
「犬は飼い主には死に際を見せない」
そんな言い伝えを聞いたことがありませんか。
私が飼っていた愛犬が、死の直前、突然いなくなったことがあります。