執筆者:水口貴博

犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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犬が変なポーズで寝始めたら、飼い主は大喜びしていい。

犬が変なポーズで寝始めたら、飼い主は大喜びしていい。 | 犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

犬が寝るときの基本姿勢は、座りながら寝る姿勢です。

わかりやすく言えば、エジプトのスフィンクス像のような格好です。

座りながら、目をつぶって寝ている姿を見たことがあるでしょう。

この姿勢は犬にとって都合がよく、いつでも起きられる姿勢です。

この場合、睡眠といっても浅い睡眠であり、完全に深い眠りについているわけではないようです。

犬はもともと警戒心が強い動物です。

いつ外敵がやってきても、すぐ立ち上がって行動できるように、この姿勢で寝るのが基本になっています。

しかし、です。

ある程度、飼い主と犬との付き合いが長くなると、とんでもない格好で寝るようになります。

手を広げて寝るポーズ。

あおむけになって寝るポーズ。

体を伸ばして寝るポーズ。

飼い主の前で、とんでもない格好で寝ています。

緊張感がなく、だらしない犬に育っているように見えますが、実はとてもいい兆候です。

それは、完全に飼い主を信用しきっている証拠だからです。

犬は警戒心が強いですが、飼い主の前でリラックスしたポーズで寝始めたことは、それだけ飼い主のことを信用している証拠です。

「この人と一緒にいると安全だ。安心する」という意思表示です。

信頼関係が結べている証拠です。

特に夜ではなく、昼間におかしな格好をして寝始めれば、飼い主との関係は良好と言っていいでしょう。

だらしない姿ではありますが、飼い主としては万歳をして喜んでもいいことなのです。

犬の気持ちを理解しながら育てる方法(22)
  • おかしなポーズで寝始めたら、喜ぶ。
犬が本当に成長するために必要なのは、意外にも飼い主以外の人と接する機会。

犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 犬が素早く動くものに反応してしまうのは、野生だったころの名残。
  2. 犬同士にも相性がある。
  3. 痛みでしつけようとすると、犬から嫌われる。
  4. 広いハウスより、狭いハウスのほうが、落ち着く。
  5. 実は、犬も夢を見る。
  6. 犬は色を見分けるのが、大の苦手。
  7. 先住犬がいる家で、新しく犬を飼うときの注意ポイント。
  8. なぜ犬は、飼い主に叱られたときほど大きなあくびをするのか。
  9. 大はしゃぎする犬を、おとなしくしつける方法。
  10. 猫は、舌の上で水をすくって飲む。
    犬は、舌の裏で水をすくって飲む。
  11. 犬用のお洋服は、単なるおしゃれだけではなかった。
  12. 「褒める量」より「叱る量」のほうが多くなっていませんか。
  13. いきなり登場したハウスに、なかなかなじんでくれないときの対処。
  14. いくらおなかがすいているとはいえ、拾い食いはやめさせる。
  15. 道端の草は、衛生的によくないので食べさせないほうがいい。
  16. 餌をやるのが楽とはいえ、出したままにするのはやめたほうがいい。
  17. なぜか自分からリードを噛み切って、飼い主のもとを離れたがる犬の気持ち。
  18. 首輪に連絡先を書いた迷子札をつけておけば、迷子になっても怖くない。
  19. よく噛んで食べさせるのを、強要しないようにする。
  20. 犬は肉食。
    好きな肉にも、順番がある。
  21. 犬のマーキング行為は、存在のアピールをする重要な役目を果たす。
  22. 犬が変なポーズで寝始めたら、飼い主は大喜びしていい。
  23. 犬が本当に成長するために必要なのは、意外にも飼い主以外の人と接する機会。
  24. 飼い主が気を配る必要があるのは、生まれたばかりの子犬より、むしろ子どもたちの行動。
  25. 水口家での飼い主と犬との間にあった、暗黙の了解。
  26. 屋外で飼うなら、犬の立場になって考える必要がある。
  27. 犬のよだれは、人の汗に相当する。
  28. においを嗅ぎ回る犬は、人がニュースを確かめることに相当する。
  29. 動物病院の選び方で大切なのは、先生の思いやり。
  30. 曖昧な部分を残したほうが、犬との付き合いはうまくやっていける。

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