執筆者:水口貴博

尊敬される父親になる30の条件

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母のことを大切にしている父親を見て、子は育つ。

母のことを大切にしている父親を見て、子は育つ。 | 尊敬される父親になる30の条件

家庭の中で学ぶ大切なことの1つに「優しさ」があります。

優しさは、本から学ぶことも、テレビを見て学ぶことでもありません。

家庭の中で学ぶことです。

では、具体的に、家庭のどこで学ぶかというと、父と母を手本として見て、学ぶのです。

「母のことを大切にしている父」と「父のことを大切にしている母」の2人を見て、子どもは優しさの本質について学びます。

私の父は、いつも母のことを気にかけている人です。

レストランへ食事に行ったときにも「お母さんは何を食べるの」と、優しく話しかけます。

自分のメニューはまだ決まっていないのに、母のことを気にかけます。

店員さんに「皿もう1つ持ってきて」とお願いして、母の分まで取り分けます。

母も、普段から父を気遣う人でした。

私と母が、デパートへ洋服を買いに行ったときのことです。

母は自分の洋服を買いにデパートへ行ったのですが、店内を見て回るうちに「お父さんに似合うかな」と、私に聞き始めます。

自分の服をまだ選んでいないうちから、父が似合う服を見つけて、子である私に「似合うかな」と聞いてきます。

「お母さんは自分の服、買いに来たんでしょ」と私は言います。

母は自分の服を買いに来たのに、父の服を選んでいる母を見て「本当に父のことを思っているのだな」と感じたものです。

思い合ったり助け合ったりしている夫婦を見て、子どもは、優しさの表現方法について学びます。

父は直接、子どもに優しさを学ばせることはできません。

母も直接、子どもに優しさを学ばせることはできません。

父は母に優しく、母は父に優しくしている姿を見せるだけでいいのです。

そういう姿を見て、子どもも優しさを知り、理解して、真似をしたくなるようになります。

いつも母のことを気にかけている父親を見て、私も優しさを学んでいったのでした。

尊敬される父親になる条件(2)
  • パートナーを大切にする。
「熱心に教える姿勢」と「放任できる姿勢」は、セットである。

尊敬される父親になる30の条件

  1. 教育される側になるほうが、尊敬できる父親が見える。
  2. 母のことを大切にしている父親を見て、子は育つ。
  3. 「熱心に教える姿勢」と「放任できる姿勢」は、セットである。
  4. 命令で育ててはいけない。
    アドバイスで育てること。
  5. 積極的な親からは、積極的な子が育つ。
  6. 家族旅行で、家族全体が成長する。
  7. 寡黙な父には、威厳がある。
  8. 感謝のできない父親は失格。
  9. 「優しさ」と「怒り」は、同じ愛の表現である。
  10. 父は言葉で指導しない。
    行動で指導する。
  11. 「家族のために働いている」と、言ってはいけない。
  12. 仕事で帰りが遅くなっても、家族の記念日には早く帰ること。
  13. 子育てにも「守破離」がある。
  14. 親に反抗する子どもを、喜ばないといけない。
  15. 「親離れ」だけではない。
    親も「子離れ」をしないといけない。
  16. 父が子にできることといえば、父としての手本を見せること。
  17. 子どもが遠くに離れても、目には見えない糸でつながっている。
  18. 子どもが間違っても、怒鳴らない父になる。
  19. 教育は、怒鳴ることではない。
    叱ることである。
  20. 疲れがたまった休日は、家族で温泉に出かけよう。
  21. 妻に子育てを任せている家庭は、うまくいかない。
  22. 車の運転の仕方に、父の本性が現れる。
  23. 父は、妻をけなしてはいけない。
  24. 褒めるお父さんが、尊敬される。
  25. 子育てをする親は、調教師と似ている。
  26. 褒める教育ができない理由は、自分と両親との過去にある。
  27. 尊敬される父は「頑張れ!」とは言わない。
    「楽しんで!」と応援する。
  28. 子どもに好きなことをやらせよう。
  29. 子どもから嫌われることが、父親の仕事。
  30. 子どもを手放せる親こそ、本当に愛の深い親。

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