「おや、右手の動きがおかしいな。一度、動物病院に行って、先生に診てもらおう」
ときどき具合の悪い猫を診てもらおうと、動物病院に行くことがあります。
しかし、動物病院の中で猫が大暴れ。
先生に診てもらいたくても暴れるのでは、診断も治療もできません。
こういうとき、2つの対策があります。
以前、病院に来たとき、体中を触られるなど苦い記憶があり、思い出して暴れている可能性があります。
病院内でお菓子をあげたり優しくなでたりなどして、病院への苦手意識を少しでも取り払うようにしてみましょう。
病院の中でおいしいものを食べているうちに、悪い思い出が消え、いい印象へと変わる可能性があります。
しかし、それでも直らないなら、2つ目の可能性があります。
動物病院によっては、治療薬のようなにおいが部屋中に充満していることがあります。
そういう刺激臭に反応して、猫が緊張していることがあります。
また、獣医師が猫を診断するときに、乱暴に押さえつけていませんか。
猫の状態を説明する獣医師の話口調が、乱暴な言い方になっていないでしょうか。
獣医師としては、きちんと細かく見ようとする心意気が、かえって猫を強く刺激していることがあります。
悪気があってしているわけではないのでしょうが、病院や獣医師との相性があまりよくない可能性があります。
本当に猫の扱いが上手な獣医師は、優しくなでたり、おやつを与えながら治療したりなど工夫をするはずです。
少し大胆なやり方になりますが、思い切って通う動物病院を変えてみるのも検討しましょう。
病院が変われば雰囲気も変わりますし、猫の扱いを熟知した獣医師がいるかもしれません。
相性のいい病院や獣医師を探すのも、飼い主の重要な仕事の1つなのです。