執筆者:水口貴博

食事の作法とマナーの30の基本

14

「おいしかった」ほど、嬉しい褒め言葉はない。

「おいしかった」ほど、嬉しい褒め言葉はない。 | 食事の作法とマナーの30の基本

昔、私が付き合っていた彼女が部屋に遊びに来たときのことです。

彼女が「おなかがすいた」と言うので、私は簡単にパスタを作りました。

カルボナーラです。

自分が食べる料理ではないのですが、普段以上に気合を入れて作ってしまいました。

食事は、自分のために作ると手抜きをしてしまいますが、誰かほかの人のために作ると、普段以上に一生懸命になります。

そのとき付き合っていた彼女は、かなり無口な人でした。

食事中もあまりしゃべらず黙々と食べていました。

私は自分のための食事を作っていたわけではないため、台所でまた別の作業をしていました。

彼女が食事を終え、私に一言こう言いました。

「ごちそうさま。おいしかった」

この一言は、嬉しかった。

特に「ごちそうさま」だけでなく「おいしかった」の一言が嬉しかったのです。

私も「作ってよかったな。また今度、作ってあげよう」と、明るい気持ちになれます。

食事を終える際は「ごちそうさま」にもう一言「おいしかったよ」と付け加えると、作った人も作りがいがあるものです。

自分のしたことに対して、返事があると、それだけでもとても嬉しいのです。

庶民的なお店では、食べ終わる際「おじさん、ごちそうさま。おいしかったよ。またくるね」と言い、帰っていきます。

食事を作った本人に向けて言っていますから、見ている私としても、気持ちがよかったです。

「ごちそうさま」と言うときには、もう一言「おいしかったよ」と付け加えましょう。

この一言が、作った本人をとても明るい気持ちにさせてくれます。

食事の作法とマナーの基本(14)
  • 「ごちそうさま」の後にもう一言「おいしかったです」を付け加える。
つい長居してしまう、人気のコーヒーショップによく見られる特徴とは。

食事の作法とマナーの30の基本

食事の作法とマナーの30の基本
  1. 「いただきます」と「ごちそうさま」が、一番大切な食事のマナー。
    「いただきます」と「ごちそうさま」が、一番大切な食事のマナー。
  2. 「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。
    「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。
  3. 作ってくださった方にも「食事をいただきます」と感謝する。
    作ってくださった方にも「食事をいただきます」と感謝する。
  4. 外食では、食事を楽しむだけでなく、雰囲気も楽しむことが大切。
    外食では、食事を楽しむだけでなく、雰囲気も楽しむことが大切。
  5. 外食では、食べるだけでなく「サービス精神」を勉強できる。
    外食では、食べるだけでなく「サービス精神」を勉強できる。
  6. 食事をするときには「くちゃくちゃ」と音を立てない。<br>「もぐもぐ」にすればいい。
    食事をするときには「くちゃくちゃ」と音を立てない。
    「もぐもぐ」にすればいい。
  7. レストランで、大声で話すお客さまは、嫌われる。
    レストランで、大声で話すお客さまは、嫌われる。
  8. 食べ放題で、下心を出し放題にしない。
    食べ放題で、下心を出し放題にしない。
  9. 食事が済んだら、しっかり椅子を戻す。
    食事が済んだら、しっかり椅子を戻す。
  10. 食事を楽しむのは、味だけでなく、器でも楽しむ。
    食事を楽しむのは、味だけでなく、器でも楽しむ。
  11. 食事がまずくても「まずい」とだけは言わない。
    食事がまずくても「まずい」とだけは言わない。
  12. 誰かと一緒に食事をするときは、自分任せのスピードで食事をしない。
    誰かと一緒に食事をするときは、自分任せのスピードで食事をしない。
  13. 食事中には、貧乏ゆすりは禁物。
    食事中には、貧乏ゆすりは禁物。
  14. 「おいしかった」ほど、嬉しい褒め言葉はない。
    「おいしかった」ほど、嬉しい褒め言葉はない。
  15. つい長居してしまう、人気のコーヒーショップによく見られる特徴とは。
    つい長居してしまう、人気のコーヒーショップによく見られる特徴とは。
  16. 「お金を払ってやる」ではなく「お金を払わせていただく」という人が、かっこいい人。
    「お金を払ってやる」ではなく「お金を払わせていただく」という人が、かっこいい人。
  17. オーダーするときには、メニューばかりを見ない。<br>店員の顔を見て、オーダーすることが大切。
    オーダーするときには、メニューばかりを見ない。
    店員の顔を見て、オーダーすることが大切。
  18. オーダーの際は、友人の分までオーダーできるとかっこいい。
    オーダーの際は、友人の分までオーダーできるとかっこいい。
  19. 無理をしてまで、全部食べなくてもいい。
    無理をしてまで、全部食べなくてもいい。
  20. 明るい話こそが、食事をもっとおいしくさせる。
    明るい話こそが、食事をもっとおいしくさせる。
  21. 食べ方がわからないときには「教えてください」と聞ける人が、かっこいい。
    食べ方がわからないときには「教えてください」と聞ける人が、かっこいい。
  22. 友人との食事中には、ちらちら時計を見ない。
    友人との食事中には、ちらちら時計を見ない。
  23. 食事中に肘をつかない。<br>手首をテーブルに乗せればいい。
    食事中に肘をつかない。
    手首をテーブルに乗せればいい。
  24. 携帯電話の音が、食事中の雰囲気を壊してしまう。
    携帯電話の音が、食事中の雰囲気を壊してしまう。
  25. 出てきた料理は、すぐ食べ始めるのがマナー。
    出てきた料理は、すぐ食べ始めるのがマナー。
  26. みんなで食べると「仲間意識」が強くなる。
    みんなで食べると「仲間意識」が強くなる。
  27. 1人での食事は「自立心」を高める。
    1人での食事は「自立心」を高める。
  28. おいしく食事を味わうには、よく噛んで食べればいい。
    おいしく食事を味わうには、よく噛んで食べればいい。
  29. 食事を組み合わせることで、メニューにはない食事を楽しめる。
    食事を組み合わせることで、メニューにはない食事を楽しめる。
  30. 学校の給食は、私たちの食事の原点だ。
    学校の給食は、私たちの食事の原点だ。

同じカテゴリーの作品

食事マナー」の人気記事

1
「いただきます」と「ごちそうさま」が、一番大切な食事のマナー。
食事マナー
「いただきます」と「ごちそうさま」が、一番大切な食事のマナー。
食事の作法とマナーの30の基本
2
オーダーの際は、友人の分までオーダーできるとかっこいい。
食事マナー
オーダーの際は、友人の分までオーダーできるとかっこいい。
食事の作法とマナーの30の基本
3
何も買わずに、お店から出るときのマナー。
食事マナー
何も買わずに、お店から出るときのマナー。
お店から好かれる良いお客さんになる30の方法
4
オーダーするときには、メニューばかりを見ない。店員の顔を見て、オーダーすることが大切。
食事マナー
オーダーするときには、メニューばかりを見ない。
店員の顔を見て、オーダーすることが大切。
食事の作法とマナーの30の基本
5
「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。
食事マナー
「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。
食事の作法とマナーの30の基本
6
「お金を払ってやる」ではなく「お金を払わせていただく」という人が、かっこいい人。
食事マナー
「お金を払ってやる」ではなく「お金を払わせていただく」という人が、かっこいい人。
食事の作法とマナーの30の基本
7
食事が済んだら、しっかり椅子を戻す。
食事マナー
食事が済んだら、しっかり椅子を戻す。
食事の作法とマナーの30の基本
8
「何だかこの人と一緒にいると話しやすい」そんな人が心がけている、見えない気遣い。
食事マナー
「何だかこの人と一緒にいると話しやすい」そんな人が心がけている、見えない気遣い。
テーブルマナーの達人が心がける30の心得
9
フォーマルなレストランで、1人で食事ができるなら、何でもできるはずだ。
食事マナー
フォーマルなレストランで、1人で食事ができるなら、何でもできるはずだ。
給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー
10
フランス料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
食事マナー
フランス料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION