執筆者:水口貴博

食事の作法とマナーの30の基本

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1人での食事は「自立心」を高める。

1人での食事は「自立心」を高める。 | 食事の作法とマナーの30の基本

大人になるためには、1人で食事ができるようになることが必須です。

1人で食事ができるようにならないと、1人では何も行動できない人になります。

先日、私はレストランで、たった1人で食事をしている女性を見かけました。

たった1人でいるからとはいえ、ぼうっとしているわけではありません。

黙々と本を読みながら、食事を楽しんでいました。

その姿がやけにかっこいいのです。

1人になり、食事や本を読んでいる姿は「自分時間」を大切にしている人です。

会社のしがらみや悩みを抱え、頭の中がめちゃくちゃになり整理がついていないところを、1人になることで整理します。

他人に流されず、自分を見つめて、自分の考えを出せます。

1人で行動できる人は、大人なのです。

大人になるために、まず1人で食事ができるようになりましょう。

料理を待っている間、視線のやりどころがないというなら、本を持っていけばいいのです。

本を読みながら、1人で黙々と行動できる人は、二ノ宮金次郎です。

学校には、よく二宮金次郎の像が置かれています。

金次郎は、黙々と1人で本を読みながら歩いています。

学校に建てられている、金次郎の像は、彼がまだ中学生くらいのときの姿です。

しかし、大人に見えます。

金次郎が1人で行動しているからです。

金次郎が1人になって本を読んでいる姿は、大人びて見えるのです。

金次郎は、1人になることで「自立心」を強めていきました。

1人になって行動するから「自立心」を強くさせることができたのです。

「自立」という漢字は「自分」で「立つ」と書きます。

自分の力で生きていけるようになることが、自立です。

そのためには、まず簡単なことからでかまいませんから、少しずつ1人になって行動する時間を持ちましょう。

1人で食事をするくらいから始めるのが、誰でもできる最初の1歩です。

食事の作法とマナーの基本(27)
  • 1人で、食事ができるようになる。
おいしく食事を味わうには、よく噛んで食べればいい。

食事の作法とマナーの30の基本

  1. 「いただきます」と「ごちそうさま」が、一番大切な食事のマナー。
  2. 「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。
  3. 作ってくださった方にも「食事をいただきます」と感謝する。
  4. 外食では、食事を楽しむだけでなく、雰囲気も楽しむことが大切。
  5. 外食では、食べるだけでなく「サービス精神」を勉強できる。
  6. 食事をするときには「くちゃくちゃ」と音を立てない。
    「もぐもぐ」にすればいい。
  7. レストランで、大声で話すお客さまは、嫌われる。
  8. 食べ放題で、下心を出し放題にしない。
  9. 食事が済んだら、しっかり椅子を戻す。
  10. 食事を楽しむのは、味だけでなく、器でも楽しむ。
  11. 食事がまずくても「まずい」とだけは言わない。
  12. 誰かと一緒に食事をするときは、自分任せのスピードで食事をしない。
  13. 食事中には、貧乏ゆすりは禁物。
  14. 「おいしかった」ほど、嬉しい褒め言葉はない。
  15. つい長居してしまう、人気のコーヒーショップによく見られる特徴とは。
  16. 「お金を払ってやる」ではなく「お金を払わせていただく」という人が、かっこいい人。
  17. オーダーするときには、メニューばかりを見ない。
    店員の顔を見て、オーダーすることが大切。
  18. オーダーの際は、友人の分までオーダーできるとかっこいい。
  19. 無理をしてまで、全部食べなくてもいい。
  20. 明るい話こそが、食事をもっとおいしくさせる。
  21. 食べ方がわからないときには「教えてください」と聞ける人が、かっこいい。
  22. 友人との食事中には、ちらちら時計を見ない。
  23. 食事中に肘をつかない。
    手首をテーブルに乗せればいい。
  24. 携帯電話の音が、食事中の雰囲気を壊してしまう。
  25. 出てきた料理は、すぐ食べ始めるのがマナー。
  26. みんなで食べると「仲間意識」が強くなる。
  27. 1人での食事は「自立心」を高める。
  28. おいしく食事を味わうには、よく噛んで食べればいい。
  29. 食事を組み合わせることで、メニューにはない食事を楽しめる。
  30. 学校の給食は、私たちの食事の原点だ。

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