大人になるためには、1人で食事ができるようになることが必須です。
1人で食事ができるようにならないと、1人では何も行動できない人になります。
先日、私はレストランで、たった1人で食事をしている女性を見かけました。
たった1人でいるからとはいえ、ぼうっとしているわけではありません。
黙々と本を読みながら、食事を楽しんでいました。
その姿がやけにかっこいいのです。
1人になり、食事や本を読んでいる姿は「自分時間」を大切にしている人です。
会社のしがらみや悩みを抱え、頭の中がめちゃくちゃになり整理がついていないところを、1人になることで整理します。
他人に流されず、自分を見つめて、自分の考えを出せます。
1人で行動できる人は、大人なのです。
大人になるために、まず1人で食事ができるようになりましょう。
料理を待っている間、視線のやりどころがないというなら、本を持っていけばいいのです。
本を読みながら、1人で黙々と行動できる人は、二ノ宮金次郎です。
学校には、よく二宮金次郎の像が置かれています。
金次郎は、黙々と1人で本を読みながら歩いています。
学校に建てられている、金次郎の像は、彼がまだ中学生くらいのときの姿です。
しかし、大人に見えます。
金次郎が1人で行動しているからです。
金次郎が1人になって本を読んでいる姿は、大人びて見えるのです。
金次郎は、1人になることで「自立心」を強めていきました。
1人になって行動するから「自立心」を強くさせることができたのです。
「自立」という漢字は「自分」で「立つ」と書きます。
自分の力で生きていけるようになることが、自立です。
そのためには、まず簡単なことからでかまいませんから、少しずつ1人になって行動する時間を持ちましょう。
1人で食事をするくらいから始めるのが、誰でもできる最初の1歩です。