私は昔、食事中に肘をついて食べると、よく親から叱られていました。
「肘をつくのはみっともないから、やめなさい」
といった感じで、よく叱られたものです。
肘をつきながら食べていることは、自分ではなかなかわかりにくいことが多いです。
癖と同じだからです。
自分の癖は、案外、自分では気づいていないことが多いのです。
主観的なことは、なかなかわからないのです。
しかし、客観的になれば、すぐわかります。
私がほかの人と食事をしているときに、相手が肘をついて食べているのを見て、すぐわかりました。
みっともないのです。
何だか落ち着かない態度なのです。
親が私に、しつこく言い聞かせた理由も、だんだんわかってきました。
では、肘をついて食べたいときは、どうすればいいのでしょうか。
肘をテーブルの上に乗せるのをやめて、手首を乗せて食べるとかっこいいのです。
ナイフとフォークを持って、肘をついて食べるのは、見ていて大変かっこ悪いです。
しかし、ナイフとフォークを持って、手首をテーブルに乗せているのは、紳士的でかっこよく見えます。
肘をつく代わりに、手首をついて食べればいいのです。
手首をテーブルに乗せて食べる人は、かっこいい人なのです。