おいしい食事を、よりおいしくいただくためのスパイスがあります。
「明るい話」です。
会社で上司に褒められたこと、仕事に慣れてきたこと、今度コンサートに行くような明るい話は、食事のときには喜ばれる会話です。
明るい話は難しく考える必要はありません。
前向きな話なら、何でもOKです。
「今日は、いい天気だね」という会話でも、食事をよりおいしくいただけるスパイスになるのです。
学生時代の遠足のときには、お弁当がいつもよりおいしく感じられます。
なぜ遠足で食べるお弁当は、あれほどおいしいのでしょうか。
それは、楽しいからです。
遠足のうきうき気分や、友人とみんなで楽しく食事をすることで、ただの白米のご飯でも、おいしいご飯に変わるのです。
私たちは年を取るにつれて現実的な考え方になり、食事の最中の会話も、現実的な話になってしまいがちです。
昔は食事中にウルトラマンになる話をよくしていたのに、最近はストレスの話ばかりになっていたりします。
おいしく食事をするのは、子どものほうがよほど上手です。
明るい話をしながら食べるのは、子どもたちの得意分野なのです。
大人になっても子どもたちのように、食事中は明るい話をするように心がけましょう。
明るい話をするだけで、おいしく食事をいただくことができるのです。